産業技術総合研究所と技術開発機構が開発した、恐竜型ロボットを見た海外の反応です。

これが展示されたのは、2005年の愛・地球博

もう少し話題になってもよかった物だと思うのですが、日本人でも初めて見る人も多いのでは?
この恐竜型ロボットは体調3.5 m、体重が約80 kgで、本物の恐竜よりは小さめ。

ティラノサウルス型ロボットは総関節数が27軸、
パラサウロロフス型ロボットは総関節数が26軸で、
恐竜の関節構造がかなり忠実に再現されています。

また、歩行動作は最新の恐竜の学説を参考にして再現されています。
海外からは賞賛とともに、「音がダメ」「リアルさがない」などの厳しい声も結構ありました。


動画  携帯用動画



以下、この動画に対する海外の反応


■ これは非常にいいね。 アメリカ

■ 一つ欲しい!! アメリカ

■ ちょっと偽物っぽいなあ。Tレックスが歩く時、ソニック・ブームは起きない。 アメリカ

■ 未来には、恐竜型ロボットももっとリアルになるんじゃないか。それともタイムマシンが開発されて、誰かが恐竜の卵を持ってくるかな。 アメリカ

■ ライオンの鳴き声みたいだな(笑) アメリカ

 ■ re:あなたはあんな機械が作れるの?+4 イギリス

■ 素晴らしいね。ただ、Tレックスの出す音がもう少しマシだったらなあと思うよ。 アメリカ

■ 大きな鉄の扉を閉めるみたいな音だなあ。あまり良くない。 イギリス

■ 一匹ショッピングセンターを歩かせて、パニックになる様子が見たい。 国籍不明

■ 造形も音も良くないな。脚が相当太すぎるだろ。 アメリカ

■ 歩く音を何とかして下さい。 アメリカ

■ なかなかいいね。10年後に恐竜型ロボットがどんな姿になるか見てみたい。この動画のロボットは、脳に障害があるような歩き方をしてる。 アメリカ

■ 教育に利用?どうでもいい。僕はこれを買って、犬や強盗から家を守るための用心棒にしたい。 アメリカ

■ うちの庭に野良猫が勝手に来るので、この恐竜型ロボットを置いて脅かしたい。 アメリカ

■ 恐竜型ロボットを俺の代わりに仕事に行かせたい。 アメリカ

■ これだから、日本が好きなんだよ(^_^) アメリカ

■ くだらないオモチャだね。 アメリカ

■ 緑のやつの親指が、間違った側についてる。二匹とも鳴き声が短いし、音量が小さいから恐くない。 イギリス

■ 素晴らしい!ジュラシック・パークから長い道のりだったなあ。 アメリカ

■ これはクールだ。じきにテーマパークに置かれることになるだろうね。 イギリス

■ うわあ!これはすごい!あと3メートル背が高かったらもっと本物っぽかっただろうな。 国籍不明

■ 口の周りがもう少ししっかししていた方が良い。歩く度にぐらぐらするのが良くない。他は完璧!(と言っても音は良くない) イギリス

■ Tレックスに銃をつけたらいい。+2 アメリカ

■ 何なんだこの、歩く音は。サウンドエフェクトはいらないよ。 アメリカ

■ 鳴き声をほんと、何とかして。 フィリピン

■ いやー、道の角を曲がったらあんな恐竜型ロボットがいたら、飛んで逃げるな。 アメリカ

■ リアリティの面では、まだまだ先行きは長いな。 アメリカ

■ 一台庭に置いておきたい。ハロウィンの日が楽しみだ。「トリック・オラ・トリー……ぎゃああああ」+4 アメリカ

■ 歩くことって、ロボットにとっていちばん難しいんだよね。+5 アメリカ

■ サウンドエフェクトがダメ。しかし他の点は技術的に非常にすごい。歩き方はぎこちないが、とにかく歩いてる。




想像以上にしっかりと歩いていて驚きました。
中には難しさを知る外国人の方もいるようですが、
外国人の多くの方々は手厳しいようです・・・。
しかし、犬や強盗から守るって、どんだけ治安悪いんでしょうか(笑)

まあ、これが展示されたのが2005年と、すでに8年も前の事ですので、
今だったらもう少し良い物ができるのかも知れません、
以前ご紹介したリアルな人型ロボットみたいに。



もう8年前になるのかぁ、と思って調べたところ、
2005年には以下のような出来事がありました。

まず、H2Aロケットによる、気象衛星ひまわり6号が打ち上げられました。
これ、後継機の打ち上げが失敗し、
前世代のひまわり5号がすでに予定寿命を大幅に超えて運用されていて、
いつ壊れてもおかしくない状況だったのを思い出します。

後継機が打ち上げられないままひまわり5号が壊れてしまうと、
日本のみならずアジア一帯で台風などの情報が入手しづらくなる、
と当時、テレビでも騒がれていましたね。


ひまわり6号は2005年に打ち上げられ、現在も宇宙空間で働いてくれており、
大変頼もしい限りです。
ちなみにひまわり1号機は1977年に打ち上げられました。
これはもう35年前も前になります。

この時はアメリカに打ち上げてもらったとの事ですが、
様々な苦労を重ね、こんなに前から研究開発を続けてきたんですね。

ひまわり1号の登場でそれまで脅威だった台風を早期に発見できるようになり、
それまで大きな被害をもたらしていた台風の被害を大幅に減らす事ができたとのことです。
そして、この頃から打ち上げられた数々の衛星の登場によって、
現在の日本の一部が形作られていったんですね。

今まで打ち上げられた衛星一覧(PDF)


↑ パッケージはアレ(笑)ですが、
分かりやすく書いてあり面白いですよ



2005年にはその他にも自衛隊のイラク派遣(5回目)があったり、
例の京都議定書!が発効されたり、
JR福知山線脱線事故も起きたり、
北朝鮮が日本海に向けて地対艦ミサイルを発射したり、
いろいろありました。

当時北朝鮮のロケット開発はかなり遅れているなんて言われていたのに、
今年になってみれば打ち上げ成功しているんだから、
やはり先を見据えた装備は必要ですよね、
まだまだ大丈夫、なんて甘く見ていたら現実に脅威となってしまったんですから。

他にも書きたい事が目白押しなんですけど、それはまたの機会に。


ちなみに、上記の事から思い出し、2005年頃をゲーム機で言えばスーファミくらいかな、と思って調べたら、
驚く事に2004年に初期のニンテンドーDSが発売されているんですよね。
スーファミどころか64よりも、ゲームキューブよりも後かよ・・・。

ゲーム機やコンピューターなどの進化は他の産業の3倍くらい早いんじゃないでしょうか?
そう言えば、アポロ13号はファミコン以下のコンピューターで月に行ったって聞いたような気が。
アメリカすげぇ。 いや、命知らずなのか?(笑)



しかし、日本の気象衛星が使えなくなると何でアジアが困るんだろ?と思ったものです。

世界から見て日本がこんなに重要な位置にいるなんて知らなかったんですね。
その後、日本という国について調べ始め、知りました。
気象衛星だけでなく、その他の経済や文化、世界の軍事関連に至るまで
日本に何かあったら影響を受ける国が非常に多い、というか受けない国はほとんどないんですね。

本を片っ端から読み、色々な人に会って話を聞いてきました。不思議でした。
知れば知るほど好きになるんですよ、この日本って国は。



結果、分かったことは、人知れず頑張ってきた日本人が多いこと。
今日もどこかで頑張っている日本人がいる。
彼らのおかげで私たちは今日もここに生きているんですね。

人口が減少し、この先も様々な障害が待ち受けている日本という国。
ですが、声を上げ、力いっぱい努力する日本人がいなくならない限り、
日本には希望があるのかも知れません。