新型の防波堤に関する、英語ニュースサイト「JAPAN TODAY」の記事に寄せられた海外のコメントです。
和歌山県沖に設置が始まったこの防波堤は、普段は海中に沈んでいますが、
緊急時には空気圧によって上昇し、津波の力を弱めるというもの。
記事で述べているように、防波堤が船の通行の邪魔になるから、
また美観を損なうから、という理由でこういう 「収納式」 防波堤が開発されたとのことです。
確かに防波堤は津波を防ぐという目的がなければ邪魔なものだし、
美観の面でプラスにならないことも確か。
しかし、その配慮が防波堤の強度や効果を弱めていないか、というのは正直心配なところです。
ニュースサイトの「JAPAN TODAY」についてですが、
在日外国人や外国人に向けて、日本に関する情報を発信しています。
コメントを見ると日本についてよく知っている人も多く、主な読者は在日外国人であるようです。
【記事の訳】
浮上式防波堤、和歌山県沖で動作試験
(4月5日)
和歌山県--津波の力を弱めるための全く新しいタイプの防波堤が開発されました。
他の防波堤と違う点は、普段は海底に沈んでいるため、
船の交通の邪魔にならないこと、それから海の美観を損なわないことです。
津波警報が発せられると数分でこの防波堤がせり上がり、津波に対する障壁になります。
先週、この防波堤システムの最初の部分が設置され、実験に成功しました。
下の動画は、その実験の様子です。
浮上式防波堤を動作試験 津波対策で世界初 携帯用動画
海底13メートルの深さから海上7メートルまでせり上がるこの防波堤。
動画を見た人は、複雑な機械が海中にあると思うかも知れません。
しかし実は、空気によって動いているだけなんです。
警報がなると陸から堤防内部に空気が送り込まれ、上昇します。
緊急事態が去ると空気は放出され、海中へと沈みます。
この装置は複雑な機械を使うよりも、ずっとメンテナンスが簡単に済みます。
非常に優れた装置ですが、
予定された230メートル長の防波堤のうち、9メートルが設置されたにすぎません。
防波堤の完成は、2020年。総工費は7億3千万円に上る見込みです。
以下、このニュース記事に寄せられた海外の反応
■ 「他の防波堤と違う点は、船の交通の邪魔にならないこと、それから海の美観を損なわないこと」……。美観も考慮されるとは、思いもよらなかったな。しかも沿岸でやってる公共事業で、そういう事を考えるとは。+3
■ もし津波が来たときに作動したら、素晴らしい(多分作動するね)。しかし言いたいのは、絶対に、絶対に津波の力を過小評価してはいけない。+3
■ 空気さえあればいいんだな。そして電気は、あまり必要としない。予備の補充用空気があるんだろうね。+2
■ 海の美観を気にするのは、もう今さらって感じじゃないか。テトラポッドが大量に置かれてすでに美観を失ってる沿岸ばっかりだよ。+1
■ なかなかいいですね。ただやっぱり、巨大な津波は防げないだろうな。あと実際の地震の時の、電力停止などいろんな状況に備えてしっかりした安全装置がついていてほしいです。+2
■ 素晴らしい……ただやっぱり、予定どおりの効果があればの話。+1
■ 日本版「デルタ・ワーク」だ!+1
※オランダの大規模な沿岸工事
■ うまく作動してほしいです。それと建設中の7年間に、大きな津波がありませんように。津波の前に当然地震がありますが、その地震に防波堤が耐えられるかどうかも心配。
そういえば東京電力は今回の津波を「想定外」としているが、それを起こした大地震でさえ原発には大ダメージは無かったわけだよねえ。
推測ですが、この防波堤は「ありそうな津波」というよりは 「もしかしたらあるかもしれない津波」 に備えてのものなのでは。総工費は僕には、非常に安いように思えます。+1
■ 人間が自然に対してできるのは、チャレンジだけだ。完全に守れることなどない。そして重要なのは、実際に津波が発生した時が、本当の最初のテストだということだ。
■ なんで海の中に作るんだろう。水中に作るのは時間がかかるし、海底は不安定だろう。沿岸の陸地に作った方がいいんじゃないかな。
■ (テレビSF人形劇の)「サンダーバード」 のようでかっこいいな。しかしあれでは、波は止められないんじゃなかろうか。
大震災から何も学んでないんじゃないか?津波はああいう防波堤をなぎ倒したり、根こそぎ抜いたりする。私は絶対に、ああいう物を信用しない。
誰も分からないのか?あんな防波堤は、大自然に対して無力なんだ。単純な事だ。だからああいう物に金を費やすのはやめろ!
どうせ金を使うなら、人の居住地を高いところへ移すための道とか手段に使った方がいい。+2
■ この機械が効果があるなら、和歌山県民にとっては本当に嬉しいことですね。ただもし、水中に沈んだままだったら……。多くの人が亡くなることになります。
■ 忘れてはいけない。相手は自然だ。我々の手には負えないんだ。
■ 普通の堤防とは違い、波を一切通さないというものじゃないんだな。津波の威力を弱めるものだ。だから、通常の防波堤よりは弱い物で良いという考えなんだろうか?どうも弱々しく見える。もしかすると、たった1千万ドルしか使わないだから、失敗しても構わないという考えだろうか。
ここまで翻訳のプロに文章をお願いしておりました、忙しくて(笑)
プロならではの分かりやすく素晴らしい文章でした、ありがとうございます。
少し古い記事ですが、今回は浮上式防波堤についてとり上げさせていただきました。
海外のコメントでも、自然が相手だから手に負えない、というような意見が目立ちました。
それだけ、日本の津波についてその威力と恐怖を感じているということでしょう。
日本でも否定的な意見が目立つ浮上式防波堤ですが、
この防波堤では津波をすべて防げるものではなく、
津波のエネルギーを減らすのが主な目的のようです。
まだ未完成なのですが、こういった前向きな姿勢から始まり、
後に世界を驚かすような素晴らしいものが出来てきたのも事実です。
しかし、本当に津波に耐えられるのでしょうか?
少々心配ではあります。
詳しくはこちらのページで説明されています。
直立浮上式防波堤による津波制御技術(pdf)
今はまだ未完成で何とも弱々しく見える可動式防波堤ですが、
鋼管の長さ(深さ)は30mあるとのこと
20121006 和歌山県海南市で「浮上式防波堤」の建設はじまる 携帯用動画
今回の浮上式防波堤ですが、現時点では少々不安なのは
私だけではないでしょう。
しかし、日本でも数々の事例があるように、
最初から完全なものは造られないのも事実であり、
今現在で無駄と言いきってしまうのは少々早計な気がします。
この点について、先々の更なる発達を願い、状況は違いますが
あえて一例をとり上げつつ考えてみたいと思います。
多くの方が既に知っていると思いますが、
結果として多くの人命を救った和村幸得(わむら・こうとく)村長の話です。
和村さんは1947年~1987年まで40年にわたり、岩手県の小さな漁村、
下閉伊郡普代(ふだい)村の村長を務めた人物です。
大きな地図で見る
普代村では1896年の明治三陸地震や1933年の昭和三陸地震など、
昔から津波が押し寄せ、多くの被害が出ていました。
和村さんは昭和8年の昭和三陸地震を経験し、
後の著書にて
「阿鼻叫喚とはこのことか。堆積した土砂の中から死体を掘り起こしている所を見た時にはなんと申し上げてよいか、言葉も出なかった」
と書いています。
どうしても村民を救いたい
和村村長はこの想いから長年にわたり県に掛け合い、大きな防波堤を望んできました。
費用が掛かりすぎる点など、もっと低いものにするという意見もありましたが、
過去の教訓から和村村長は15メートルという高さは絶対に譲りませんでした。
そして、防潮堤と水門を完成させるのですが、
今から40年ほど前に完成した高い水門と防潮堤は結果的に村を救うことになりました。
詳しくは ↓ の動画にて
村を救った15mの防潮堤・秘話 携帯用動画
Tsunami 想定外の津波に世界一の釜石防潮堤と普代村巨大水門の効果 携帯用動画
動画でも言われていますが、津波を弱めるのが非常に大事であり、
壊れてしまった防波堤でも津波の高さを大幅に減らし、到達時間も遅らせることができたとのことです。
こういった防潮施設は、すべての地形に対して有効なわけではなく、
多額の税金が使われることもあり、賛否両論は当然起こりました。
この防波堤と水門が役に立ったのは単なる結果論という人もいますが、
そうだとしても多くの命を救ったことは確かでしょう。
嘲笑の対象となり、税金の無駄遣いと非難されながらも自らの信念を貫き、
後任の深渡宏村長へその想いを引き継ぎました。
退任の挨拶では
「村民のためと確信をもって始めた仕事は反対があっても説得をしてやり遂げてください。最後には理解してもらえる。これが私の置き土産です」
と語ったとのことです。
この言葉もとらえ方ひとつで色々な意味に聞こえますので
聞いた私たち自身がそれぞれ判断してゆくのが大事だとは思います。
いずれにしても、村民の事を深く考えていたのは間違いなさそうであり、
だからこそ、10期40年も務め続けてきたのでしょう。
和村さんは1997年、88歳で死去しましたが、
「笑われながらも大防波堤を作り上げこの世を去った日本の和村幸得村長
東日本大震災で多くの村民を救った今となっては、彼を笑う者は一人もいない」 と、
英国デイリーメールWEB版でも書かれています。
彼が堤防を完成させてから40年も後のことでした。
3月11日東日本大震災の津波 相馬市原釜地区 TUNAMI(1)
場所は違いますが、結果的にこれだけの津波から村民を守れたのは
素晴らしいことだと思います ↓
↓
同時に、これだけの津波を前にどれだけ防げるのか、非常に心配になります。
津波は、波の強さではなくて、海の重さがそのまま押し寄せてくるものなので。
水門の位置(googleストリートビューでは修理前で壊れていて、当時の凄まじさを物語っています)
大きな地図で見る (久慈消防本部の職員が一部の水門を手動で操作して閉じ、津波を食い止めることができたとのこと)
赤丸が水門位置です ↓
水の高さを13mに設定してみましたが、水門がなかったらはるか上流まで河をさかのぼり、
集落に大きな被害をもたらしたのは間違いなさそうです。
動く地図で他の地域を調べるにはこちらにて
総工費36億円以上とのことですが、
人の命はお金では決して戻らないということを実際に体験してきた人だったからこそ、
どれだけ重要なのか、恐ろしいものなのかを知っていた村長。
しかし、知っていただけではこれだけのものを造る事は難しいでしょう。
書籍にも書いてあるように、村長の村民を救いたいと想う強い願いがあって、
そして村長の情熱に動かされた人たちによって、
初めて実現したものがこの一連の防潮施設であると思います。
そして、村の人々を守るという村長の願いは、時を超え通じたようです。
今では故・和村幸得村長のお墓をお参りする人もでてきたということで、
和村さんもきっと喜ばれていることでしょう。
コストと実用性を比べて、高いところに住めばそのほうが良い、という声もあります。
しかしお金では命は戻ってこない事は今見てきた通りです。
日本では高いところに住めば良いかも知れませんが、
国によっては国土全体がなだらかだったり、海抜が低い場合もあり、この防波堤がもう少し発達すれば
そういった国々では大きな力を発揮するのではないでしょうか。
そして、そういった国々を助けることは、
将来、日本を助ける事につながるのではないか、と思います
(これはお寺と幼稚園の関係話に似ているかと。それはまたの機会に)
実際に、東日本大震災で世界中から日本は助けてもらいました。
スマトラ沖大津波 携帯用動画
被害を受けた国では日本の何倍もの犠牲者を出し、復興も大変な中、その後の東日本大震災で支援してくれました
今回の浮上式防波堤は正直、まだ心配な段階ではありますが、
さらに発展し、日本のみならず多くの人々を守ってくれるようになる事を願うばかりです。
ちなみに、津波で一部が壊れてしまった普代村の水門ですが
復旧工事は2013年3月24日に終わり、故・和村村長に感謝する顕彰碑が水門近くに建てられました。
碑には
「先見の明に感謝の意を表し教訓を後世まで受け継ぐ」
との柾屋伸夫・現村長の言葉も刻まれており、
碑の建設費は村民6人による実行委員会が村を歩き回って集めた91万8000円のほか、
残り約240万円は村が負担したとのことです。
今回の例は紹介したかっただけなので論点がずれていますが(いつもですが)、
更なる発展を願い、あえてとり上げてみました。
津波を防ぐために様々な方法を模索するのも一つの手ではないでしょうか。
あとは実用性とコストの問題ですね・・・。
コメント
コメント一覧
天下りの役人消して国会議員の定数削減すれば日本中に作れんじゃねーの。
波の姿を完全に見えなくするから、津波に気付かなくて逃げ遅れた人が大勢居た
可動式なら可動していること自体が危険を知らせることになるんだよ
まず日本人を助けないでどうすんの?
悪いけど保護は日本じゃなくて母国に頼んでよ
失敗すれば「想定外」で済むからね。
いや、あの時も岩礁等で地形が複雑化していた所は拡散されて直撃食らわなかったから、効果あるだろ
当然水量の問題もあるが、速度による被害も重要
>大震災から何も学んでないんじゃないか?
とかどの口が言うんだかむかつくな。
津波を完全にふさぐなんて言ってないし津波の規模を
小さくさせる為の物でしょこれは。
世界高水準の耐震性技術だって今までの積み上げがあってこそだと思う。
こういう技術がもっと発展してくれることを祈る
海外にも技術提供できたらいいね
何十年と帰ってないけど、黒江駅ってJR駅のそばに
ここまで津波がきたって碑がある
大変だったらしいから作ってくれるのは単純に嬉しい
他国の人の意見より日本人の考えの方がまだ信用できる。
二段階構造の防波堤にして、一枚目で津波の勢いを殺して二枚目で水を誘導する形にはできないかな
水洗トイレのように水の勢いを渦状に変化させて地下の水路に落として水圧を利用して別の排水口から海上へ噴射するとか
たとえば
逆位相の衝撃波を津波にぶつけて無力化するとか
高出力レーザーで海ごと蒸発させるとか
ていうかこんなの作るんだったら津波の勢いで自動的に立ち上がるようなものを作ればいいと思うの
動作実験は難しいけど
普通に防波堤が破壊されたんだから、心配は心配。
小学生じゃないんだから津波の水量ぐらい考えような。そんなレーザーが開発出来るならとっくに軍事が根底からひっくり返されてる。アニメの見すぎ
可能性はありますね。ただ、あれが根こそぎ流れるような津波だったら、陸上の物・海上の物すべてが流れて凶器となるような状態ではないかと。
大方そんなところだろ
災害は忘れた頃にやってきて、少しでも気が緩んでいたらTHE ENDだ。
上手く言って当たり前で、失敗すると下手人にされてしまうのが常だ。
短い期間で繰り返しの演習が必要だな(2・3ヶ月に一回とか)
ゼネコンに金が落ちる事の何が悪いの?
公共事業ってのは、口利きなどでお金を得る人が問題なのであって
それ自体は必要な事だぞ?
ちなみに税金という発想も間違ってるよ
今の日本は日銀がお金を刷っても、銀行を通しての融資が伸び悩んでてお金を市場に供給出来ない状態
だから法改正して日銀の国債直接買い取り→公共事業で市場に流通させるって事だろ
無駄使いにビビってたら景気は回復しないって事
自然の大規模エネルギーに対して真っ向から打ち消そうとするのは無理でしょ
外人はキリスト教みたいな幼稚な宗教を信じているから、
人間は何もせずに神様に祈るだけの他力本願な考えなんだよね。
キリスト教が幼稚というか宗教そのものが幼稚なんだよ。科学の世界では特に。
そこまでやらなくてもいいのに。
じゃあ指くわえて見てろって言うのか
一定以下の津波ならしのげるかもしれないしそれで命が救われることもあるだろう
何より人間の知恵、技術というのは受け継がれていくもので、
これによって培われた技術がいずれ発展してより多くの命を救うことになるかもしれないだろうに
仮に非常時に使い物にならなかったとしても何もしないより遥かにマシだ
技術は進化するが知恵は受け継がれないね残念ながら。
この先家建てるな的な何百年も前の石碑無視して建てまくってあの有り様だから。先人の言葉なんて忘れられるもんよ
実際に機能しているし、デザイン的にも素晴らしい
呑気にTVを見ていても大丈夫だと言う横着な根性を捨てればよいだけ。
ただただ残念だ
なんで外人は力は力で制すみたいなガチムチ発想しかできないのかなぁ
水中に作るような手間かけずに陸地に埋めて非常時に飛び出すような仕組みじゃだめなのか?
波が穏やかな日は船の邪魔だから下げておけばいい、景観もいいし
波が高めの日には上げておけば湾内は静かになる
そういった日常的な高波に対して用いればいい
地震が原因の大きな津波とかはまた別の話だよ
>結果的に突破されてしまった防波堤でも、波が来るのを遅らせて逃げる時間を稼いでくれた
「稼いだ」じゃなくて「稼いでくれた」って言葉にじんわりきた
津波は水深によって高さが全然違うんだよ。陸地に近づけば近づくほど高くなるし強くなる。
東海大震災で直撃食らいそうだから…
豊橋市近くの山の山頂から見て危険を感じたよ。
そこが大問題だけどまぁ無理だと思うよ。建てるのはゼネコンに金流せるし天下り先の確保に繋がるから役人も前向きになるけど訓練は金流れないからほとんどやらない。引き継ぎもたいてい天下った役人が2年3年でコロコロ退職するからスムーズにはいかんし。
本質から変えないとなあ
試行錯誤してやっていくしかないよね。
地域住民の生活を守りつつ万が一に備えるという意味でも浮上式防波堤には大きな意味があるのです。
ただし、上記のような生態系や地形に対する防波堤の影響を公言してしまうと他の地域での今まで通りのタイプの防波堤建設に影響が出る恐れがあるので、景観や船舶の航行に対する利点を強調しているのですよ。
こういう災害が定期的にきても何があっても、
一度も滅ぶことなく2000年以上日本国が続いているのは
ご先祖さんらのおかげ。
日教組の反日教師は嫌がって徹底阻止するだろうが
この村長さんの話を含め日本の子供たちにその辺の事をきちんと教えて欲しいな。
これが本番時に真っ先に電源ふっとんで動かなかったりしたら
その時は「大震災から何も学んで無い」と言われても仕方ないとは思う
第一波で終わる想定は危険
水かさが上がったら自動でせり上がるようにすべき
わざわざ岡からパイプで空気送るとか非効率すぎる
そうしないと進歩はないし、家を建てるなの石碑も御先祖様が
作るだけ無駄なんて思っていたらもっと被害が出ていたかもしれない。
平時に乱を忘れずということが大切なんだと思う。
はじめから「どうせ何したって無駄w」と切り捨ててたら、そこから何も生まれやしない
余程の天才でもない限り、地味な作業の積み重ねが100年後とかに生きてくることもある
今の日本は、色々と進んでるとか言われるけど
そういう地味な積み重ねの集合体なんだと思う
目立たぬ積み重ねが、ある日良く見てみたら凄くなってたとが多い
水かさの感知を海でやることの難易度ぐらい考えような。
こういうシステムの研究はどんどん進めて欲しい
高層分譲マンションを作りそこと土地を交換してもらい、現在の土地は津波に最悪飲まれることも前提に
農地や工場等に使用し、住居は建てないとかは考えてもいいのでは?
防波堤はそのための時間を少し余分に確保するためのものという考えの方が良いように思う。
強固な防波堤を作れば安心が油断になる。
それに景観の問題は大事だと思う。
奥尻島は津波被害後高い防波堤を作ったが、おかげで観光客は来なくなりそれに伴って
住民も減り誰のための防波堤なんだ?って感じに。
逆だww関西大震災の後でアホのように耐震研究が進んだけど
今回は津波の研究が呆れるほど進んでる
2年の研究成果は簡単にいうととにかく防波堤が倒れないこと
倒れると一気に被害が増える、乗り越えても構わない、だが絶対に倒壊しないことが大事
そして倒れなくするには防波堤の内側の土台の強度がかぎ
電気が通らない可能性もあるからモーターはダメ、空気圧が理想的
致命的な破壊力を持つ漂流物を押しとどめる効果は期待できるね。
数十秒を稼げるからなんだという指摘にしても、
そのわずかな時間差が生死を分けるなら、少なくとも無価値ではない。
限られた津波対策予算を投入する以上、費用対効果は論じられてしかるべきだけど。
宣伝不足かも。
管理人さん、日本視覚文化研究会さんに紹介してもらったらどうでしょう?
景観や生活の破壊された面もあるし、反対した方も悪いとは思えない。
連絡とってみたらどうでしょう?
更に防波堤の残骸が津波と共に街を襲い被害を拡大した
家家
土土土コ壁
土土土コ壁 ココ
土土土コ壁ココ台台台台ココ
土土土コ壁ココ ココ海海海海海海海海海海海海海海海海海...
土土土コ壁ココ ココ海海海海海海海海海海海海海海海海海...
土土土コ == ココ海海海海海海海海海海海海海海海海海...
土土土ココココココココココ土土土土土土土土土土土土土土土土土...
コ:コンクリート、壁:防津波壁、=:空気送りパイプ
台に海水が乗ったら台が沈み、空気が送られて壁がせり上がる。
何でこんな形にしないんだろう。電気いらないじゃん。
いざ設置したら、いろいろ活用出来るんじゃないの?
えーっと・・・、色々とツッコミだいんだが、
取り敢えず・・そういうことじゃないんだよ、この防波堤は・・。
湾口の堤防の隙間を埋める装置なんだ。勘違いしている人が多いみたいだけど・・。
湾口と堤防自体がどんなのか知らないと意味分かんないだろうけど。
海底や港湾の地形によって被害の大きさが変わったり、防波堤は飲み込まれたけれど
そこで津波の威力が削られたって事が、一昨年わかったわけだし
自然災害対策は可能性との戦いだってことを理解してない人が政治家にいたりすると
面倒だってこともわかったしね
> なんで海の中に作るんだろう。水中に作るのは時間がかかるし、海底は不安定だろう。
>沿岸の陸地に作った方がいいんじゃないかな。
って人がいるけど、津波って陸地に近付くほど高くなるもんだから、陸地に作ったら40mの
壁になっちゃうよ
松島の小島は分散できたらしい。
再考を。
ごめんなさい、下の階に響かないようにそぉーっと掃除機をかけて
お風呂に入っておりました(笑)
日本視覚文化研究会さまについて教えてくださりありがとうございます!
実は、先日登録していただいてまして、かなりお世話になっており、
アクセスもかなり送っていただいてまして、
コメントのない記事があるのは、単に私の力不足です、ごめんなさい(笑)
本当はもっと短く仕上げたいのですが、
文章力不足でうまくまとめられず、というわけです・・・。
ともあれ、ありがとうございます!
これからもよろしくお願いいたします。
そうすれば跳ね返った波の力も防波の役割をする事になるんだ。
このブログが注目される以前の更新の記事は、あまりコメントがないってだけでしょう
単に時期の問題化と
自然に勝てないのは俺らは昔から知ってるっつーの
凄いエネルギーなのは確かだけど、逃げる時間を稼ぐとか威力を弱めるとか可能なのは画に残ってる
乗り越えられてからは引き波で崩壊したけど、アレで一番の問題だったのは既に津波来てるのに気付かないで内側を車が走ってたりした事だな
とにかく311で映像が残った事により色々と判った事が非常に多いよ
それだったら、幹線道路や鉄道を土盛り高架化して簡易堤防とする方がよっぽど簡単だし
住民負担も少なくて済むよ~
高層マンションなんて、維持費が半端ないから地方じゃ無理無理w
岩手なら、月給二十万円でセレブを名乗れるレベルの給与水準なんだから
(都会の学生さんには想像も出来なかろ~)
建物を防波堤的に使うなら、地方の場合はせいぜい五階建ての団地が限度かと
隅田川沿いの団地みたいな感じです
ソレはこのコメント欄にもいっぱいいるみたいだけどね。
※80と※81が先に言ってくれてた。
少なくとも、一瞬であれだけの土地と命が海に持ってかれたのを目の当たりにした今の日本人で
水の力を過小評価してる奴なんていないわ。
それに、先の震災においては沿岸の高い堤防によって津波の到来を認識できず、逃げる暇なく津波に飲まれた人々は少なくなかった。
出来るだけ外洋で防ぐ(弱める)方が多方面でメリットがあるし、津波前に起きるであろう大地震の影響を受け難い海底の岩盤内に設置するのは、合理的ではないかなぁと思いますね
教訓を残すのは大事だと思うけども。
少し前に震災関連番組で見たけど、そこでは高校生が主体となって木の顕彰碑作ってたよ
木だから数年たったらボロボロになるけど、その代わり数年ごとに必ず作り直す事にしたと。
その方が、一度立てたら立てっぱなしで数十年後誰にも見返られなくなるより
数年ごとにまたその顕彰碑を見直し、その意味を問い直す事になるから良いと。
350万かけるより、そのほうがずっと良い方法だと思う。
お金の使い方をもうちょっと考えて欲しい
ワロタwwお前ら津波のときに何してたんだよ?
先祖の忠告も無視して家建てまくってたし、いざ津波が来てものん気にお茶でも飲んでたから
津波に飲まれたんだろ?
この外国人の言うとおりお前らは過去の津波から何も学んでなかったじゃねーかww
お前こそどの口が言うんだ、カッペ
防波堤が作動し時間を稼いでいる間に、沿岸部の住民はすみやかに標高の高い場所に避難するのが日本の考え方。
うまく機能してほしいな
常時タンクにためておけば、停電だろうがバルブ一つで最後まで稼働するからね。
その事から学んでこの防波堤を作ったのに「巨大津波の前では無力」とか「何も学んでない」とか言ってる人はその事を知らずに無知を晒してるだけだな
あと公共事業で儲かるのがゼネコンだけだと思ってる人は経済の仕組みを何にも理解してない
そのゼネコンが扱う建機や資材を売ってる商社や製造してるメーカー、そしてそれらの部品を作る下請けの中小企業に至るまでさまざまな企業がそれに関わる事になるんだよ
なんだかおかしな勘違いしてるような米がチラホラ
こういった記事や管理人さんの所見などを見て
『自分なりに知る為のきっかけ』にすりゃ良いだけのことやん
様々な意見や考え方があるということを知り
その後、自分がどう行動力するのかは自由だろうに
『より良くしよう』という前向きな意見であるならば、実に意味あることと思うが
むかつくだ何だの文句たれるだけならクソの役にもたたんな
ね
『因果』ということまで掘り下げて考えようとしない人はそうなんじゃない?
直接現ナマ貰わないと納得しない的な発想なんだろうな
津波の入り口となる入り江の開口部をふさぐという意味では大事です
あと、動力に頼らなくても、圧縮空気さえ確保できれば動作するのは利点だと思います
・普段から威圧感のある、堤防に囲まれて生活しなくて済む
海中に隠れていますし、常に高い壁に囲まれた生活は気持ちのいい物ではありません
・定常的な堤防に比べてコストが安く済みそう
土壁的な堤防は安く済みそうですが
背の高い壁って維持するのにもかなりお金がかかります
・現実として漁業で生活している人にとって
完全に隔離してしまう堤防は、不便を強いることになります
・堤防の基本的な役目は
避難するまでの時間稼ぎにある、と考えるなら、この堤防は有効かと思います
実際、高さのある防潮堤があるところでも、開口部にある扉を閉じようとして
逃げ遅れた方がいらっしゃると聞いています
少ない人数でもある程度の臨時堤防が出来るシステムと考えると
無駄では無いと思います
20年前だったわw
四半世紀まではいってない・・・・・
あと、見えてから避難できると思っている人
見えてから逃げるのでは、みんな同じ方向へ逃げるので渋滞になるし
そもそも、夜だと見えないから
津波だけじゃなくて、台風や高波、高潮の時でも港湾内保護の為に
使えるじゃないか。
足引っ張るようなことばっかり言ってたら、民主党みたいなことになるぞ
30年前の日本海中部地震のとき到達まで10分そこらしかなかったし
あくまで津波の力を弱めるための物
津波を止められる物なんてこの世界に存在しない
すべて根こそぎ持ってかれるからね
奴らこそまず「報道は危機を周知してこられたのか」と省みるべきだ。
普段から災害対策を考えて頑張ってきた人たちが
ある所では勝ち、ある所では力及ばなかった。その次の挑戦を応援しないで、何をするのか。
同じように記念碑を建てた村があるんだけど、そこでは「一度建てたらほっておいても残るものだと、その後何十年も経って誰もそこに記念碑がある事に気付きもしなくなるから」という理由で、高校生の発案であえて木の記念碑を建ててた
定期的に碑を立てかえないと朽ちてしまうけど、逆にそれによって毎年必ずその碑の建て替えを通じて津波の恐ろしさをもう一度思い返すようにしようって
こっちのほうが手間はかかるけれど、賢いお金の使い方だと思う
330万使って銅像立てなくても、そのお金を防波堤に回して、口伝の習慣を作る方がいいね
普段堤防を見せないことで油断を生まないことにもつながると思います。
堤防だけでは絶対ダメです。
個人が避難することが大切です。
和歌山の計画も結局そういうことで中止になったと思う。
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