今回は、日本の防衛相が三菱重工業を主契約企業として開発を進めている
ATD-X(Advanced Technological Demonstrator-X)「心神」の紹介動画を見た海外の反応です。

一見今すぐ戦地に配備できそうな完成度の戦闘機に見えますが、
「心の神」という名称が示すように、あくまで偶像的存在の実証機に過ぎません。

心神という名称もプロジェクト初期に名づけられた非公式のものであり、
心神そのものが自衛隊に導入されるわけではありません。

しかし、全方位最大8箇所までの同時攻撃能力、失速領域での安定した機体制御力、
そして敵のレーダー探知を回避するステルス機能まで備えており、
純国産次世代戦闘機用の先進技術実証機として軍事関係者から高く注目されています。

また、軍需産業には長期に渡る日本のデフレ脱却への期待も込められています。
外国人にとっても日本初のステルス戦闘機に対して関心が高いらしく、
多くの軍事マニアが心神の映像を見て思い思いのコメントを投稿しています。

専門家並の見識を備えた彼らの目に心神がどのように映ったのか見ていきましょう。


動画  携帯用動画
shinshin 【ATD-X 心神】
 
(この動画の日本語コメントも参考になりますよ!)


以下、この動画に対する海外の反応


■ F-15とF-22を合体させたような形状だね…。 でもすごく神々しい戦闘機だよ~。 台湾

■ てめーら日本人にステルス戦闘機なんてモンは必要ねーよ…。 お前らに必要なのは「神風」だろうが!  バwwwンwwwザwwwイwww カナダ

■ こんな物、日本人お得意の見世物に決まってる。 第4世代戦闘機すら満足に作れない日本人ごときがどうして第5世代戦闘機を作れるっつーんだ? F-35を恵んでほしいんなら、アメリカに対してシッポを振っていい子でいるこったな。 ニュージーランド

 ■ re:彼らの技術なら十分可能ですよ。 あとは研究開発の問題ですね。 どちらかと言えば、機体に搭載するエンジンとコーティング用のステルス技術はアメリカを見習ってもらいたいなぁとは思いますけどね。 アメリカ

■ 「シンシン(心神)」だって? 「シットシット(糞糞)」かと思ったよ、笑っちまうね。 日本にとってこの機体は宇宙征服用の航空機のつもりなんだろうなwww 中国

■ 最高のデザインじゃないか…! 僕は日本大好きさ…。 こいつは力作だよな、みんな! +13 ルーマニア

■ 日本人なんぞに20トン以上の戦闘機を飛行させるだけの推力を持つジェットエンジンを製造できるわけがない。  だからこいつらは心神とかいう10トン以下のちっぽけな航空機を作ったってわけだ。  それはつまり、空中ミサイルや武器を内部に収容できるだけの十分なスペースがないから、こいつはステルス機にはなれないってことの証明でもあるわな。 心神に搭載された武器は外部に取り付けなきゃならんし、パイロンにセットされたミサイルはモロにレーダー反射断面積を増大させちまうからな。 国籍不明

■ F-15のパクリじゃん。 国籍不明

 ■ re:日本人なんかに心を開いちゃダメだ。 俺たちの先祖が数えきれないほどたくさん殺された南京大虐殺を思い出せ。 父母に申し訳が立たなくなっちまう!! 空に向かって泣き叫んだって仕方ないしな! 先人は信念に従って数多くの戦いに馳せ参じてきたが、犠牲者が増える度に、まるで自国民を殺すための戦争のようにすら思えてくる…。 クソ、自分達の亡骸を埋めるゴミ処理場なんてまっぴらごめんだ!!! 国籍不明

  ■ re:数年以内にまた南京大虐殺みたいな事件が繰り返されてしまうのでしょうか? 台湾

■ ムカつくジェット機だぜ。 アメリカ

■ 心神はすごい戦闘機に仕上がると思うよ。 アメリカ

■ 小日本人ごときが!!! イタリア
   (国籍イタリアとなっていますがその方のyoutubeページはこちらw)

■ ふ~む、実に面白いジェット機だねぇ。 F-22F-18が組み合わさったような機体に見えるな。 (先に断っておくけど、アジアの人達が「パクった」なんて言う気は毛頭ないよ。そういう風に見えるねっていうだけの話。) チェコ

■ 日本の優秀なデザイナーはこういうコンセプトにたどり着いたのか。 正直、あまり感銘は受けないけどね。  戦闘機のデザインとしては致命的な欠陥があるよ。 その一つがコックピットの視界だ。 まるでSU-34爆撃機のコックピットみたいじゃないか。 戦闘機にとってパイロットの視界は非常に重要な要素なんだ。 このデザインにはその配慮が決定的に欠けてるよ。 まぁ、将来的にはデザインに関する問題は修正されるんだろうけどね。 +3 アメリカ

 ■ re:僕も同感。 見た感じじゃあ、心神はひどく前方の視界が悪そうだよね。 それとも「エースコンバット3」用のコックピットを開発中だから、まだ秘密にしておきたいのかな?:P マレーシア

  ■ re:DASレーダー ↓ を取り付けるつもりなのか、それとも独自のDASバージョンを開発しているのか。 カナダ
動画  携帯用動画

DASレーダー(distributed aperture system )について、詳しくはこちらのページにて


■ 心神にはリアビューカメラが付きそうだな。 でも現時点ではプロトタイプだし、まだ時間がかかるだろうがね。  ところで、日本はアメリカみたいに戦争するわけでもないのに、なんだってステルス戦闘機なんか欲しがるんだ?  それに旧世代の戦闘機を保有してるじゃないか。 日本はアメリカやロシアみたいに研究開発に年月を費やして、資金を賢く活用した方が良いと思うよ。 アメリカ

 ■ re:良いこと言うね。 例えば、ロシアは1986年に第5世代戦闘機を製造し始めて、Su-47MiG-1.44という二つの試作機を作ったんだ。 そして2010年にようやくpak-faを完成させた。 唯一インドから財政支援を受けたけどね。 でも、普通の航空機すら満足に作れない日本やトルコ、韓国のような国は、あくまで自力で作ろうとしてるんだよね。 ロシア

■ 日本は損壊した都市の復興費に資金を回すべきだろ。 津波被災者の人達を気遣えよ。 アメリカ

■ 日本のステルス機のデザインの方が既存のステルス機よりも良いじゃん。 僕の意見に同意してくれると嬉しいなぁ。 フィリピン

■ すげー。 ロシア

■ 世界最高の軍事装備を日本なんかに持たせて大丈夫かよ。 アメリカ

■ 日本の科学技術すげええええ! アメリカ

■ すごいけど、これってアメリカのF-22ラプターの模倣品だよね…。 中国が何かを作る度に民主主義国家の国民は「パクリ」「パクリ」って言うくせに、何でだろう…。 残念ながら、アメリカの他国との外交関係の歴史は永久に切り離せないんだな。 アメリカはアフガニスタンに戦争を仕掛け、NATOというアメリカの犬の手に委ねた。 そしてイラクのケースでは、十分な証拠もないくせに戦争を仕掛けてサダムを倒し、国連というもう一つの傀儡に委ねた。 アメリカは調査を終えた後、必ず自国のバックにそれを示して目的を達成し、去っていくんだ。 ネパール

■ 日本はアメリカの傀儡国家。 でも私は日本が好きだ。 だからこそはっきり言いたい。 アメリカを信用しちゃダメだ。 奴らはいつも自国のバックをちらつかせやがる。 日本で発生した先日の津波だってアメリカによって引き起こされたものなんだからね。 調べてみればよくわかるよ…。 ネパール

 ■ re:この間の津波を引き起こしたのがアメリカだって? アメリカ

  ■ re:釣られんなよ。 お前バカだろ。 カナダ

   ■ re:それならそれでいいさ、おバカさん。 アメリカ

    ■ re:おいおいwww  「それならそれでいいさ」ってことは、お前がバカだってことだぜ。 お前は自分がバカだってことを認めるってことだぜ。 カナダ

     ■ re:なに言ってんのか意味わかんない。はい、スルースルー。 アメリカ

■ 「シンシン」って、雪の降る音を意味してるらしいね。 アメリカ

■ 美しい機体だな! 日本ならロシアや中国を上回る戦闘機を作れるよ。 頑張れ、日本! アメリカ

■ 三菱が造ってるのか。 国籍不明

■ 日本はF-35を買うくらいなら自力でオリジナルの戦闘機を製造するべき。 中国

■ いいぞいいぞ日本! 貴方たちは高度な技術を持っているんだ! 中国と北朝鮮から自国を守るため、最高の軍事兵器を作ってくれ! ニッポンノコトヲナメルンジャネイゼ!(笑) フィリピンより +8 フィリピン

■ これって本当に飛ぶのかな? タイ

(ここまで補足を除きプロの翻訳&文章  素晴らしい翻訳ありがとうございます)



まだまだ試験実証機の段階なのですが、次世代戦闘機につながる技術というだけあって
各国様々な意見があるようです。
今回翻訳されていないコメントとして、美しい機体とか、
日本の技術 = AMAZING! などという声も結構ありました。

海外の声として、今回の動画ではまだ実証機というだけあり、海外から、
やはり特にアメリカのコメントなど、ごく一部の外国人からは甘く見られている部分もあるようです。

アメリカの軍事誌でも大きくとり上げられていることなどから、
世界各国の軍事関係者はかなり注目しているとも言われていますが、
今回の動画に対する海外コメントなどを見る限り、
各国から注目されているのは間違いなさそうです。


前回とり上げた動画 ↓ 携帯用動画


既存の戦闘機に似ているとの声もありますが、
そのあたりは仕方がない部分でしょう。

アメリカの声の中には 「ステルスコーティングはアメリカを見習ってほしい」 とかありました。
確かにステルス塗料の技術はアメリカですが、
カーボン一体形成材などは日本とアメリカで共同開発したもののようです。

カーボンファイバー(炭素繊維)技術は最新兵器などに欠かせない分野であり、
これは日本が他国より進んでいる分野なので、
これらの技術流出には十分な注意が必要です。

東レがあの国へ工場を作るようですが、盗まれた仏像が
裁判所で正式に認められて帰ってこないのだから心配になるのは私だけではないでしょう。
それどころか向こうで国宝になったりしてますし・・・。


日本の特許第一号は1885年(明治18年)に登録された
船に塗る塗料とその塗り方に関するものでした(堀田錆止塗料及びその塗法)
その当時の塗料は古くから使われていた伝統工芸の漆を元に開発され、
海外にも輸出され貴重な外貨を稼ぎ、非常に優れたものであったと言われています。

塗料の分野でも日本は歴史が長いと言えるので、
ぜひ頑張っていただきたいと思います。


日本人が開発した技術の中には昔から凄いものがあり、
日本人が発明したアンテナの技術を使われて逆に追い込まれてしまった話などもありますし、
そもそも暗号が解読されていたなど、技術面を重視する半面、
日本は昔から情報やソフト面に関する認識が甘いと言われています。

これからは技術が他の国へ流出しないようにする法整備が絶対に必要です。



今回の心神ですが、やはりステルス性がメインという事で開発されているとのことです。

ステルスに重要な要素はたくさんありますが、
機体に塗る電波吸収塗料(磁性材料)や炭素繊維素材も重要な要素と言えるでしょう。
この心神では様々な技術を日本で開発する目的もありますが、
国防を考えると、こうした技術は自国生産できる事が求められます。

管理人は詳しくはありませんので、心神の詳細についてはwikipediaにて


日本では他国へ攻め入るわけではないので、
ステルス性はそれほど重要ではないとする考えもあるようですが、
将来を考えると、あるに越した事はありません。

そして、ステルス機を開発するもうひとつの目的は、守る側の技術開発もあるようです。

日本でステルス機を開発すれば、それが試験機であれ、
ステルス機をより早期に発見する事のできる新型レーダーの開発などに生かす事ができ、
守るための技術をさらに磨く事ができるとされています。


第二次世界大戦下で日本が極秘開発を進めていたジェット戦闘機 ↓
【HD】日本の極秘軍用機 SECRET JAPANESE AIRCRAFT OF WW II part2  携帯用動画

元ドイツのジェットエンジンを写真から想像し、一から作り上げた当時の日本について説明されています
動画の中の説明は間違っているらしく資料により引用元など、詳細が違うようです、教えて下さった方ありがとうございます!

なぜ国産開発することになったのか、などは2番目の動画にて説明されていますが、
こういったものは常に先手を打って開発しておかないと、
何かあった時に間に合わなくなってしまいます。

実際に、日本には着々と危機が迫っているんですよね
弱体化するアメリカ経済と中国を始めとする周辺国の軍拡

アメリカ内乱 予算強制削減で米軍事力はどうなる?  携帯用動画



特に中国の軍拡は凄まじく、そのすべてを日本に向ける事はできないとはいえ、
中国の軍事費(2011年)は 10兆3417億円、
しかし実際はこの倍ほどになると予想されており、
日本の国防費である4兆3623億円の何倍にもなるとのことです。

そして最近の中国は海軍に力を入れており、
日本をはじめ台湾や東南アジアも標的に入れているのが見てとれます。

『5分でわかる!』沖縄から米軍基地が無くなったらどうなるか?   携帯用動画

中国軍が外洋に出るにあたり、沖縄基地がすごくジャマなんですね。
今のままでは中国がいくら空母を建造しても宝の持ち腐れなので、
意外と早い段階で次の手を打ってくることも考えられます(既に打ってますが)

様々な意見があると思いますが、
日本よりこうした面ではるかに上手のアメリカが先を読み、
沖縄になぜ米軍基地を置いているのか分かるかと思います。
沖縄基地はシーソーで言えば支点部分にあたり、
日本だけでなく、アジアの今後のゆくえが沖縄基地にかかっていると言っても過言ではありません。

他の動画でも同じ傾向なのですが、今回の海外コメントでも特にフィリピンの方々の声は、
日本に強くあってもらわないと困る、というような声が多いのも、
このあたりを分かっているからこそと言えるでしょう。


そして、中国の恐るべき建造スピードは決して侮ってはいけません。
今はガラクタと言われる中国空母ですが、技術レベルは日本とははるかに違うとはいえ、
データを取るためのもの、言わば日本の技術実証機のようなものなので、
これを元にさらに強力な空母を配備してゆく事が予想されています。

その時に日本に優れた戦闘機があるとないのでは、抑止力に雲泥の差が出てしまいます。
侵略する相手の意思を未然に挫くためにも、
各種迎撃システムや優れた国産戦闘機が必要だと言われています。


こういったものは使い方によってどちらが強いとか一様には語れないのも事実です。
既存の戦闘機の稼働率の高さから分かるように、
日本はメンテナンスなどに秀でており、
戦闘機に使われる部品などもほとんどを自国生産できる希少な国です。

しかし、実際に運用してゆくのは人間なので、
最終的には教育や訓練なども大事と言えます。


ごく最近の中国軍の動き ↓
中国軍 インド侵攻  携帯用動画


今回の主題である心神の動画では海外から様々な声が寄せられていますが、
どこの国もこういったインターネットやマスコミ、新聞などのほか、
あらゆる部分へ各国の工作員が入り込み、世論を操作しようと必死です。
情報を操り、民衆と世論を牛耳ったほうが勝つんですね。
日本のマスコミやアメリカの大きな新聞各社などはその典型とも言えるでしょう。

これはアジアの国だけに限らず、
ヨーロッパなどの先進諸国の工作員も様々な国へ潜り込んでいるとのことで、
自国に有利になるようにしておくのは、国としてもはや当然の責務になっています。

非常に難しいことなのですが、
これからの私たちに必要なことは、今まで言われていた嘘を嘘と見抜き、
真実を探しだすことであり、
情報を見極めてゆく力を磨くことが大切ではないでしょうか。


心神の話題にあたり、開発の背景にある軍事バランスなどは外せない項目でしたので、
また長くなってしまいました。
次こそは短く・・・(笑)




あ。もうひとつ外せない話題がありました。
こういった動画でよく日本を陥れようとする南京大虐殺の嘘について、
まだ見ていない方がいるかも知れないので
分かりやすい動画を念のため以下に貼っておきます。

いずれも中国人の方自身が自ら気付いたものである事に注目です。

南京大虐殺を否定する中国人の手記 戦勝国の賊喊捉賊にすぎない   携帯用動画

読み上げソフトの声が大きいので音量を絞ることをお勧めします

中国共産党の嘘については
反日から親日に覚醒した中国人の手記  携帯用動画

両方とも様々な意見がありそうな動画ですね。

しかし、当時の日本軍が植民地であった東南アジアからイギリス軍を追い払った際、
植民地から解放してくれ、インフラを整え、学校や病院を作り制度を整え、農業改革を行ない、
現地に残ってまでその国の独立に力を貸してきた日本人に
現地の方々は敬意を表し、大変喜んだという証言もあるのですから・・・。


これらの動画を支持する方々と管理人は関連ありません。
管理人は右翼でも左翼でもなく、戦争や恐怖心を煽る目的はありませんが、
ごく普通の日本人の一人として、すぐそばに実際に迫る危機を
多くの日本人に知ってもらいたい事もあり、今回は多めに動画を貼らせていただきました。

中国国民も中国共産党の犠牲者とはいえ、
日本を守るのは私たち一人ひとりであるとは思っております。


しかし、雪の降る音ではないですよね、決して・・・(笑)