「富嶽三十六景」 で有名な日本の浮世絵画家・葛飾北斎の作品を
紹介する動画を見た海外の反応です。
その生涯作品数は何と3万点!
海外、特に欧米には驚くほど北斎のファンが多いんですよね。
この動画、再生数は52万回を超え、高評価は1865、低評価はわずか18という人気ぶりです。
海外のコメントを読んでも、その絵画史上における巨大さが分かるかと思います。
動画 携帯用動画
以下、この動画に対する海外の反応
■ 素晴らしい。北斎の木版画は、ゴッホの作品と共通するものを感じるよな+2 アメリカ
■ 北斎は私がいちばん好きな画家です。印象派におけるモネ、ゴッホのような存在だと思います。+2 アメリカ
■ ゴージャスな動画だ。富士山のいろんな絵。なんとすごい画家だろう。北斎の世界に入りたくなったよ。+3 アメリカ
紹介する動画を見た海外の反応です。
その生涯作品数は何と3万点!
海外、特に欧米には驚くほど北斎のファンが多いんですよね。
この動画、再生数は52万回を超え、高評価は1865、低評価はわずか18という人気ぶりです。
海外のコメントを読んでも、その絵画史上における巨大さが分かるかと思います。
動画 携帯用動画
以下、この動画に対する海外の反応
■ 素晴らしい。北斎の木版画は、ゴッホの作品と共通するものを感じるよな+2 アメリカ
■ 北斎は私がいちばん好きな画家です。印象派におけるモネ、ゴッホのような存在だと思います。+2 アメリカ
■ ゴージャスな動画だ。富士山のいろんな絵。なんとすごい画家だろう。北斎の世界に入りたくなったよ。+3 アメリカ
■ 北斎がロンドンで死んだのってほんと?違うんじゃないかなあ。それはともかく、すごい動画! 国籍不明
■ re:後で調べましたが、日本の東京で死んだというのが事実のようです。訂正ありがとうございます。 アメリカ
■ 北斎の作品の青はユニークで、エレガントだね。 台湾
■ いい絵だが、ヨーロッパの絵画に比べると子供だな。 オーストリア
■ re:彼の作品をじかに見てないから、そう思うんだろう。すごいものでなかったら、今の時代にこれだけ評価されるわけがない。その細やかさは、他の画家を凌駕している。髪の毛の細い線まで。もしそれが君の理解の範囲を超えているのなら、気の毒という他ない。 アメリカ
■ 北斎は、史上最高の画家の一人だ。+4 イタリア
■ おおー、落ち着くねえ。 イギリス
■ ビバ!センセイ・ホクサイ!+2 パナマ共和国
■ ホクサイ ワ イチバン デス :O) アメリカ
■ 素晴らしいいいいいいい!落ち着くし、調和があるし、美しい。でしょう!?拍手千回!+4 スペイン
■ 息を飲む。 カナダ
■ BGMの曲名を教えてもらえますか? ドイツ
■ re:日本の民謡、「五木の子守歌」です。+2 日本
■ 北斎の絵って、たいてい富士山がどこかにあるんだよね。そこが好き。+5 ルーマニア
■ 北斎は絵の雰囲気と色調を調整するために、明るい色を使うのが上手い。 アメリカ
■ この曲、「ロクダン」じゃない?+2 カナダ
■ re:ちょっと前のコメントを見れば、何人か曲名を書いてるのが見えるだろ。+2 カナダ
■ 言葉が出ない……本当に美しい。 ポーランド
■ アップ アリガトウゴザイマス ボリビア共和国
■ この絵を見ていると、昔の武将の織田信長を思い出す。+2 マレーシア
■ うわー、いいね。昨日ちょうど映画で北斎を見て、この人誰だろうと思ってたところ。 国籍不明
■ re:北斎は2世紀ほど前の日本の画家で、当時の日本の絵画の潮流を変えた人です。最初は芸者を描いていましたが、後に風景を描きました。現代ヨーロッパ画家にも影響を与えています。日本で最も有名な画家かもしれません。+5 カナダ
■ re:すごい!よく知っていますね。北斎のことは本当に知らなくて、絵画の技法か何かのことかと思っていました。 国籍不明
■ 日本大好き!浮世絵すごい!北斎は好きな画家です。ありがとう!+2 アメリカ
■ 安藤広重の絵に似ているね。広重の絵はもっと好き。 オランダ
■ アップありがとう。目が喜ぶ(^_^)+7 国籍不明
■ 見ていると落ち着くな。+4 アメリカ
(ここまでプロのお仕事)
圧倒的な迫力を放つ名画を数多く残し、今なお人々を魅了する有名な葛飾北斎ですが、
海外でも広く知られているようで、その影響力には驚かされるばかりです。
ゴッホやモネ、ゴーギャンなど、海外の有名な画家たちも北斎の影響を受けたと言われております。
特にゴッホは日本の浮世絵を500枚以上も集めたとのことで、
日本の浮世絵にいかに興味を持ったかが垣間見えます。
その北斎が書いた「北斎漫画」が海外に渡った経緯も面白いですね ↓
庶民にまで広がっていた事を物語るエピソードと言えます。
日本からの輸出品の一部に素晴らしい陶磁器がありますが、
それらを包むものとして日本人が何気なく使った包み紙のほうに
海外の画家は驚いてしまいました。
今より紙が貴重な当時では高価な輸出品である陶磁器などが割れないように
包む目的で使われたものの中に北斎漫画などが混じっており、
その構図や色遣い、描写力や斬新さなどに
海外の画家たちは大変な衝撃を受けたとのことです。
一応、ゴッホの名誉のために補足しますと、ゴッホは日本だけでなく、
もちろんフランスなども愛していました ↓
ゴッホ終焉の地 Franceオーヴェル=シュル=オワーズ① "Auvers-sur-Oise part1" 携帯用動画
しかし、有名な自画像の背景にも浮世絵が描かれているなど、
北斎や浮世絵がゴッホに大きな影響を与えたのは間違いないようです ↓
(パリ)ゴッホと浮世絵 携帯用動画
海外のコメントでも書かれていますが、
北斎はそれまでの絵画のありかたを大きく変えた画家として、
世界でも広く認知されています。
そしてそれらの芸術は互いに影響し合い、さらに高められて今日に至ります。
今回は北斎に対する海外の反応を見て来ましたが、
その作品のひとつ 「赤富士」 はあまりに有名であり、世界的に見ても間違いなく名画と言えるでしょう。
北斎は大変な変わり者だったようですが(笑)、究極を追い求め常に精進を忘れない
作品に対する真摯な姿勢があったからこそ、数々の名画が生まれたのだと思います。
以前の記事に素晴らしいコメントを書いてくださった方がおります ↓
それらは古くから海外でも評価されてきました。
しかし、目に見えない部分でも日本人に魅了された人々がいます。
ゴッホは弟へ宛てた手紙の中でこうも書いています
日本文化と芸術から 画家として情景を読み取ったゴッホの手紙から見ると、
日本人が残してきた芸術の根本は、日本人の心の中にこそあると言えるのではないでしょうか。
海外でも評価が高いだけあって、北斎の色遣いのごく一部である
「Hokusai and Blue Revolution(青の革命)」 に触れている海外コメントもありました。
その他にも詳しい方々がたくさんおりましたが、
今から200年ほど前にこのような人物がいた事に驚く方もおり、
動画で流れている音楽に興味を持つ方も非常に多かったようです(笑)
あ、北斎の作品について、
こちらのサイト様で詳しく説明されていました
今回の動画で紹介されている作品もそうですが、
何度見ても素晴らしいのひとことですね!
2014/05/18 追記
動画が一つ消えていたので
酔いそうな動画を追加します(笑) ↓
■ re:後で調べましたが、日本の東京で死んだというのが事実のようです。訂正ありがとうございます。 アメリカ
■ 北斎の作品の青はユニークで、エレガントだね。 台湾
■ いい絵だが、ヨーロッパの絵画に比べると子供だな。 オーストリア
■ re:彼の作品をじかに見てないから、そう思うんだろう。すごいものでなかったら、今の時代にこれだけ評価されるわけがない。その細やかさは、他の画家を凌駕している。髪の毛の細い線まで。もしそれが君の理解の範囲を超えているのなら、気の毒という他ない。 アメリカ
■ 北斎は、史上最高の画家の一人だ。+4 イタリア
■ おおー、落ち着くねえ。 イギリス
■ ビバ!センセイ・ホクサイ!+2 パナマ共和国
■ ホクサイ ワ イチバン デス :O) アメリカ
■ 素晴らしいいいいいいい!落ち着くし、調和があるし、美しい。でしょう!?拍手千回!+4 スペイン
■ 息を飲む。 カナダ
■ BGMの曲名を教えてもらえますか? ドイツ
■ re:日本の民謡、「五木の子守歌」です。+2 日本
■ 北斎の絵って、たいてい富士山がどこかにあるんだよね。そこが好き。+5 ルーマニア
■ 北斎は絵の雰囲気と色調を調整するために、明るい色を使うのが上手い。 アメリカ
■ この曲、「ロクダン」じゃない?+2 カナダ
■ re:ちょっと前のコメントを見れば、何人か曲名を書いてるのが見えるだろ。+2 カナダ
■ 言葉が出ない……本当に美しい。 ポーランド
■ アップ アリガトウゴザイマス ボリビア共和国
■ この絵を見ていると、昔の武将の織田信長を思い出す。+2 マレーシア
■ うわー、いいね。昨日ちょうど映画で北斎を見て、この人誰だろうと思ってたところ。 国籍不明
■ re:北斎は2世紀ほど前の日本の画家で、当時の日本の絵画の潮流を変えた人です。最初は芸者を描いていましたが、後に風景を描きました。現代ヨーロッパ画家にも影響を与えています。日本で最も有名な画家かもしれません。+5 カナダ
■ re:すごい!よく知っていますね。北斎のことは本当に知らなくて、絵画の技法か何かのことかと思っていました。 国籍不明
■ 日本大好き!浮世絵すごい!北斎は好きな画家です。ありがとう!+2 アメリカ
■ 安藤広重の絵に似ているね。広重の絵はもっと好き。 オランダ
■ アップありがとう。目が喜ぶ(^_^)+7 国籍不明
■ 見ていると落ち着くな。+4 アメリカ
(ここまでプロのお仕事)
圧倒的な迫力を放つ名画を数多く残し、今なお人々を魅了する有名な葛飾北斎ですが、
海外でも広く知られているようで、その影響力には驚かされるばかりです。
ゴッホやモネ、ゴーギャンなど、海外の有名な画家たちも北斎の影響を受けたと言われております。
特にゴッホは日本の浮世絵を500枚以上も集めたとのことで、
日本の浮世絵にいかに興味を持ったかが垣間見えます。
その北斎が書いた「北斎漫画」が海外に渡った経緯も面白いですね ↓
この絵手本は国内で好評を博しただけでなく、1830年代ヨーロッパに磁器、陶器の輸出の際、緩衝剤として浮世絵と共に偶然に渡り、フランスの印象派の画家クロード・モネ、ゴッホ、ゴーギャンなどに影響を与えたとされる (引用元)海外に比べて当時の日本ではこういった芸術が
庶民にまで広がっていた事を物語るエピソードと言えます。
日本からの輸出品の一部に素晴らしい陶磁器がありますが、
それらを包むものとして日本人が何気なく使った包み紙のほうに
海外の画家は驚いてしまいました。
今より紙が貴重な当時では高価な輸出品である陶磁器などが割れないように
包む目的で使われたものの中に北斎漫画などが混じっており、
その構図や色遣い、描写力や斬新さなどに
海外の画家たちは大変な衝撃を受けたとのことです。
一応、ゴッホの名誉のために補足しますと、ゴッホは日本だけでなく、
もちろんフランスなども愛していました ↓
ゴッホ終焉の地 Franceオーヴェル=シュル=オワーズ① "Auvers-sur-Oise part1" 携帯用動画
しかし、有名な自画像の背景にも浮世絵が描かれているなど、
北斎や浮世絵がゴッホに大きな影響を与えたのは間違いないようです ↓
(パリ)ゴッホと浮世絵 携帯用動画
海外のコメントでも書かれていますが、
北斎はそれまでの絵画のありかたを大きく変えた画家として、
世界でも広く認知されています。
そしてそれらの芸術は互いに影響し合い、さらに高められて今日に至ります。
今回は北斎に対する海外の反応を見て来ましたが、
その作品のひとつ 「赤富士」 はあまりに有名であり、世界的に見ても間違いなく名画と言えるでしょう。
北斎は大変な変わり者だったようですが(笑)、究極を追い求め常に精進を忘れない
作品に対する真摯な姿勢があったからこそ、数々の名画が生まれたのだと思います。
以前の記事に素晴らしいコメントを書いてくださった方がおります ↓
古い本に富士を「心神」と呼んでいる。心神とは魂のことだが、私の富士観といったものも、つまりはこの言葉に言いつくされている。むかし、私はインドのダージリンでしばらくの間、毎日、日の前にエベレストをながめ暮らしたことがある。世界最高の山だけに、さすがに壮大で立派だった。しかしあれは高山の連続で、富士のようにたった一つ、ぽつんと聳え立っているのではない。素晴らしい壮大な山だとは思ったが、富士を仰ぐ時のような、なんというか清々とした感情はわかなかった。富士は、そういう意味でも、確かに日本の魂だと、その時も思ったことだ。日本人の芸術性や美意識が目に見えるものとして残り、
しかし、富士の名画というものは、昔からあまりない。それは形ばかりうつすからだ。富士の形だけなら子供でも描ける。富士を描くということは、富士にうつる自分の心を描くことだ。心とは畢竟人格にほかならぬ。それはまた気品であり、気魄である。富士を描くということは、つまり己を描くことである。己が貧しければ、そこに描かれた富士も貧しい。富士を描くには理想をもって描かねばならぬ。私の富士も決して名画とは思わぬが、しかし、描く限り、全身全霊をうちこんで描いている。
富士に登ったことはないが、一周したことはある。どこからながめても富士は美しい。富士はいつ、いかなる時でも美しい。それは、いわば無窮の姿だからだ。私の芸術もその無窮を追う。
(横山大観 「私の富士観」)
それらは古くから海外でも評価されてきました。
しかし、目に見えない部分でも日本人に魅了された人々がいます。
ゴッホは弟へ宛てた手紙の中でこうも書いています
「日本の芸術を研究すると、疑いもなく賢者にして哲学者という知的な人間に出会う。
その人は何をして、時を過ごしているのだろうか。
地球と月の距離を研究しているのだろうか。違う。
ビスマルクの政策を研究しているのか。いや、違う。
その人はただ一本の草の芽を研究しているのだ。
しかし、この草の芽は、彼にすべての植物を、そうして四季を、壮大な風景を描きださせ、
遂にはいろいろな動物、それから人間の姿を描き出させるようになる。
彼はこうして生涯を送るが、人生はすべてを描くにはあまりに短い。
まるで自身が花であるように、自然の中に生きる、
こんなに簡素なこれらの日本人が我々に教えてくれるものこそ、
真の宗教ではないだろうか」
日本文化と芸術から 画家として情景を読み取ったゴッホの手紙から見ると、
日本人が残してきた芸術の根本は、日本人の心の中にこそあると言えるのではないでしょうか。
海外でも評価が高いだけあって、北斎の色遣いのごく一部である
「Hokusai and Blue Revolution(青の革命)」 に触れている海外コメントもありました。
その他にも詳しい方々がたくさんおりましたが、
今から200年ほど前にこのような人物がいた事に驚く方もおり、
動画で流れている音楽に興味を持つ方も非常に多かったようです(笑)
あ、北斎の作品について、
こちらのサイト様で詳しく説明されていました
今回の動画で紹介されている作品もそうですが、
何度見ても素晴らしいのひとことですね!
2014/05/18 追記
動画が一つ消えていたので
酔いそうな動画を追加します(笑) ↓
コメント
コメント一覧
西洋の油絵と比べちゃいかんだろ
葛飾北斎からの影響を色濃く受けていると習う。彼等はそれを聞くとすぐにファビョってしまうそうだ。
大体こういうやつのほめ言葉は「わー写真みたい」
今で言う、サラリーマンの出勤風景とか、スーパーで買い物する主婦とか、渋谷のスクランブル交差点とか、
そんなのを絵に描こうとしたような物だよね?
画家というよりも売れっ子イラストレターと言った方が良いのかな。
それを知ったとき、自分は日本人だと確信を新たにした。
元々浮世絵は一般の絵よりも下に見られていたが、浮世絵師でもプライドのある人間は版画は手がけなかったもので、北斎も版画をやりながら肉筆で描いている。
北斎自身もおそらくは絵師としての実力は肉筆画で評価してもらいたい筈で、事実素晴らしい肉筆画を残しているので、機会があれば見て欲しい。
ただ、個人的には浦上玉堂の『凍雲篩雪図』が日本絵画史上の至高。
北斎や伊藤若冲、曾我蕭白は「表現」や「奇想」が現代の感性に通じるので評価されているが、大雅や応挙、呉春、椿山なども捨て難い魅力を備えている。
ワロタw
お茶漬けの素に北斎のカードが入ってたね
今でもあるのかな?
ゲホゲホ
版画
多色刷り
すごいよ…溜め息しか出ない
ピカソ 「Masacre en Corea」 (朝鮮の虐殺) 1951年
http://up.img5.net/src/up46018.jpg
これは違う。
浮世絵を芸術としたのは西洋人で、当時の日本人にとっては、新聞広告、ポスター、プロマイド写真という類で、芸術と言える物ではない。
むしろ芸術ではないからこそ庶民に広まった。
だから陶磁器の緩衝剤になったり、木版、木版画、肉筆画が外国に大量に流出した。
蛸と海女だな。
わかるw
いや、芸術だろ
欧米と商業のスタイルが違ってただけだよ
特に北斎は狩野派・琳派・洋風画等を研究して芸術を極めた天才
まぁ単に当時の絵の具?の色がこれだっただけかも知れないが(笑)
あの絵に使われてる手法は、まさに浮世絵から強い影響を受けているものだ
どう見ても邪魔な位置にある建造物や木を平然と取り入れる感性ってのはなんだろうね?
思いっきり富士山に被ってるのもあるし…
そんな斬新な構図を取りながら絵全体はバランスがいいってのも不思議
近代的な、それ自体が独立した「芸術」という概念は当時はないよ。
当時の美術は、襖や屏風、掛軸などの生活に必要な物としての絵が支えていた。浮世絵も実用品。
近代の美術は(自分はおかしいと思うが)実用を軽んじて、美術だけが独立するものを尊んでいる。
日本画の偉いところは、額の中で独立しているのではなく、ともすれば絵が主張し過ぎて外に出そうな襖や掛軸の中に収まって、自己主張し過ぎなかったことだ。
北斎の絵も、生活の中で版画が「消費」され、生活の中で肉筆画が必要とされたからこそ、生き生きとして見える。
琳派も装飾の絵であって、当然装飾する対象としての日常がないと意味が無いのだけど。
今の大学の先生やら評論家やらは、絵だけ切り離して論じるから絵の意味から離れている。
どっちかも何も、広重は歌川派の絵師ですよ。
それと安藤は本名としての苗字ですので、絵師としての名に被せるのは不自然です。
曲亭馬琴を、滝沢馬琴と呼ぶのが間違いなのと同じで。
日常・大衆文化・自然・動物・職人・エロ本などなど
だって、広重は北斎の絵をまんま模写していたりするもの・・その辺のモラルは当時とても薄かったようで。
そもそも、需要があれば同じ構図で同じような絵を描くことは、モラル以前に当然であったので。
同じ流派で同じような(細部は各自の工夫で異なる)絵を描いていることは明治以降の日本画家にも見られ、同じ画家が同じような絵を何枚も描いていることも珍しくありませんでした。
正直なところ、これを「モラル違反」としたのが、日本画の慣習を否定し、道を狭めたと思います。
写実的とか云々言ってる外国人にはああいうの見せたればいいんじゃない
あと本草学のイラストとかかなり精密に描かれてるで
逆に肖像画がデフォルメーなのは、精密に描いたところで実用品としての需要が無かったからなのかな
版画の手法が盛んで庶民に至る迄こんな作品に親しめたのは大きな財産だ
版画だからこそ商業ベースに乗れたんだろうし多くの人達の話題にもなってより進化できたんだろね
狂人扱いされがちなゴッホだけど、素晴らしい感性と知性がある人だね
物事の本質を理解していたが故に、当時のヨーロッパ社会じゃ逆に生きにくかったのかも
きっと知的な探究心がある努力型の人間だったんだろな
こういうところが北斎にもある気がする
芸術家っていうより画業を極めようとした職人って感じがするんだよな
北斎が「画狂老人」っていうペンネームをつかってたことをゴッホは知っていたんだろうか?
もし知っていたら・・・
ゴッホは自殺せず、寿命がつきるそのときまで絵筆を握った
つい、そんな妄想したくなる
そういう意味で言ったんじゃないのかな。
海外や現代では芸術と呼ばれるような作品が、
そうと思わず当時の庶民にも広まってたって事だと受け取ったが。
漫画に影響された外国人がどれだけいることか…
漫画・アニメ大国になったのも必然だった。
これが元ネタだったのか
浮世絵はビジネスだから製作側は表舞台に名前が出ないってのがクールだな。
浮世絵ができるまでの仕組みを海外の人にもっと知ってほしい。
私は版画と知ったときは全く信じられなかったから。
合わないwww
北斎と肩を並べるのは
アレを今風にポルノと呼ぶべきか今なら迷う
庶民が大量生産で楽しんでいたってところがお気に入りなんだ
(日本語訳風)
一発で琴線に触れる感じがある
彼より絵の上手な人は沢山いるだろうけど、北斎のような心を揺さぶるような衝撃を与えれる人は少ないんじゃないかな
ここで褒めてる外国人はあまりそのそのこと知らなくて
ある種の勘というか、東洋的な感性だけで描きあげたとか思ってそう
というかゴッホもそう考えてたんじゃないだろうか
浮世絵の構図を研究するときも、ひたすら模写して大胆さや自然さを感性で吸収するだけで
導線とか分割線みたいな構図の論理的な部分を割り出して分析したとかじゃないみたいだし
美術にはあまり詳しくは無いけど
北斎も素晴らしいが狩野永徳をはじめとした狩野派や、水墨画、平安時代の絵巻物。
素晴らしい作品は山ほどある。
さらに工芸品まで入れたら、それこそキリがない。
浮世絵の真髄は外国人にはわかりづらいだろうね
写実的な西洋の油絵と比較して、浮世絵を子供だましのイラストと嘲るアホは必ずいるし・・・
色彩とレイアウトだけで見せるって技が当時の外国にはまだ無かったんだよ
例えば、ティファ二-やルイ・ヴィトンは日本文化の孫みたいなモノだとか
『ラ・プランセス・ジョーヌ』(『黄色人の王女』とかオペラも創られたし
バスローブなんかも和服の影響を受けてる、日本人が西洋に憧れた様に
ヨーロッパでも似た様なコトが起きてたんだ、それの先駆けが北斎や広重の様な
浮世絵なんだけど、器の梱包材として海外に出ていった 今は国宝なんだけどね
神奈川沖浪裏だけは別
PCの壁紙用とスマホの待ち受け用を探したぐらいだ
エンターテイメントで全て括れてしまうような気がする。
恐ろしいことに江戸時代の日本は娯楽で金魚の品種改良なんかもやってたし
あと桜の品種改良もこの時代だったかなオオシマザクラとヨシノザクラを掛け合わせて、うまれた村の名前を取ってソメイヨシノ
メンデルの遺伝法則より早いんじゃなかったか?
平和な時代が続いていたから娯楽や文化に注ぎ込める情熱が有り余ってたんだろうな
そう考えると今より豊かな時代だったといえるのかもしれないね
写真ではとても勝てないだろう
写実派の限界と印象派の可能性を突きつける画家だ
黒澤明もアカデミー賞受賞の際、私は映画がよくわからない、と笑いを誘った後で、だからこれからも映画を撮り続けるのだ!なんて言ったセリフと被る
黒澤明はよく先人の作品褒めてたけど、北斎以前の日本画にも興味示して欲しいなあ
長谷川等伯とか長谷川等伯とか長谷川等伯とか
ゴミだらけの富士山を今みたら葛飾北斎とかは悲しむだろうね
世界遺産を選ばれるよりゴミ掃除した方がよっぽど有意義だよ
大英博物館で春画展やったりしてるけど
最近春画が再評価されはじめてて笑っちゃうよな
画家・版画家の前に、当時の日本は紙なんて丸めて捨てていた社会。
紙を拾う職業まであったんだから。
って死ぬ間際言ったんだっけ?
あれだけの作品を残しておきながら、現状に満足しない探究心こそが天才たるゆえんだったのだろうか
まさに描くために生まれてきたような人物
他人に、情が深いミンジョクニダとか言わせるスキを徹底して排除してる。
一瞬を切り取った風景を定規とコンパスで描くとか冷たいニダ、とか言うやからを笑ってたと思うよ。
アサガオや菊の品種改良や盆栽も江戸の文化だよな
あと算術も道楽の一つで絵馬に問題を書いて奉納してそれを見た他の参拝客が回答をする遊びなんかもしてたらしいね
富士山を描いて、その富士山そのものに負けてしまっている絵というのがよくある。凄いから描くのだろうが、その凄さに絵が負けてしまうのだ。富士山を描いた絵のほとんどは、それが富士山であるこに負けてしまっているのではないだろうか。
あるいは北斎が三十六景も描いてしまったからかもしれない。
たしかに何ごとも最初にやったほうが勝ちである。北斎のこの絵は、富士山の偉大さをそのまま描きながら、その絵が富士山によりかかっていないのだ。富士山は凄い、と思って素直にそれを表現している、はじめてだからできたことかもしれない。
もう一つ、そういう絵の逞しさを感じた印象は、ちょっと方向が違うけど、赤富士の山肌である。
はじめは気がつかなかったが、何度めかにせっしたこの『凱風快晴』の山肌に、はっきりと板目が見えていたのだ。
刷りは違っても版はみな同じだから、どの刷りにも板目は見えている。でもとりわけその板目がはっきり出ているのを見て、
(あ、富士山が板だ)
と妙なショックを受けた。(略)
この絵の凱風快晴の富士山はあくまで悠然として、優美な姿で聳え立っている。そのあまりの見事さぶ打たれてこちらがかしこまってしまいそうなときに、
「いやぁ、こんなのはただの板なんですよ」
と富士山がいう。富士山が頭を掻きながら礼装を脱いで、自分の飾らなぬ肌を直に見せてくれたみたいだった。その荘厳な姿とたんなる板目との落差に、巨大な隙間が広がって、じつに風通しがよくなったのである。(赤瀬川原平)
海の広がる浜辺で男が木を切っている小さい絵を見た瞬間、鼻に強烈な磯の香りが広がった。
勿論展示場の中なので磯の匂いを放つものは一切ないし、その香りは一瞬で消え去った。
今でもあの体験が幻のように思えてしまうが一つ解った。
これが「芸術」というものかと。
この人は、本物だ。
私はこの絵をヴィンセント・ヴァン・ゴッホに紹介された。(略)
私は日本がのファンではなく用がの、とくにゴッホのファンだったので、そのゴッホにいきなりそういう浮世絵を見せられてショックだった。え?ゴッホが日本の浮世絵を?と驚いた。
まだ印象派と浮世絵の関係を知る前の、自分が十代のころのことである。頭の中は西洋一辺倒で、日本の昔の絵なんて一顧だにしてなかったときのことだ。
それからウン十年、西洋コンプレックスも何とか頭だけは抜け出してこんな文章もかいているのである。(略)
現実ではない、この梅園の緑色の地面などはユートピアの地面である。現実とはちょっと違って、一歩あるいたら、そのままゆっくりと十メートルぐらい進んでいくような、夢のような地面だ。だけど空気はものすごく現実的である。ぴん、ぴんと突っ張った梅の枝が肩や頬にさわりそうで、ぷうんと梅のにおいがする。私が日本人だからかもしれない。いまっまでにどこかでこの空気を確実に浴びているのだ。いまは違うけれど、これと同じ空気を浴びたことがあって、それがそっくりそのまま、この絵の中にある。
あらためてゴッホの模写のほうを見て、下手だなあと思ってしまった。悪いけど。
いやゴッホは下手がいいのだ。それにやはりこの空気を浴びたことがなかったのだろう。似たような空気は浴びているに違いない。
新緑、晩秋、紅葉、初夏、季節にはそれぞれ固有の空気がある。それが地球上のあちこちに似たように分布している。だけどそれぞれちょっと違うのだ。ゴッホの絵では梅の背景の、空の低いクリーム色のところが、絵具の関係で花みたいになってまって、梅というようりはアンズとかモクレンの花盛りになっている。ゴッホはどうしてもゴッホになってしまうところが、ゴッホだからいいのだけど。(赤瀬川原平)
○ 私は日本画のファンではなく洋画の、
他、誤字失礼。
抜粋はカッパブックス「名画読本 日本画編/赤瀬川原平」より。
ユーモアたっぷりの文章で楽しい本でした。
ぶんまわし(コンパス)でおおよその位置を決めて描く方法を指南しているのは便利。
自分も和筆で絵を描くのにお世話になっている。
※69
版画は勿論のこと、版画でない絵でも浮世絵師の描いた絵は平面的。
普段から、平面にならざるを得ない版画の元絵を描いていたこともあるけど、風俗の一部を切り取って世間に提供するという行為が、南画家などと比べて「職人的」にならざるを得なかったのかも。
量産しないといけない立場である以上、冷徹な姿勢も必要。
阿波の能役者が本業だった写楽が消えたのも、注文に応じ切れなかったからじゃないかという気がする。
江戸村のすすけた佇まいとは本当は違う
人工交配や接木による品種改良なんて紀元前には普通に行われてるんだから、別に大したことじゃない。
古代ギリシャでは香りが良い花を咲かせるためにいろんな品種で接木をしてたらしいし、そんなことで「俺の国スゲー」とか言ってると、どこぞの半島人みたいでみっともない。
火事に遭う人が多く、長年火事に遭わずにいた北斎は火災避けの呪いを描いていたことがあった。
それからしばらくして、被災したけど。
古い建物は古かったけどね。江戸村の建物は木材自体が安っぽい。
当時の日本の鎖国は完全に海外から孤立していていた訳ではなく
取捨選択して、良い物は積極的に取り入れようとしていたのが凄いと思う。
ゴッホの名誉のために補足しますと~って
日本かぶれとでも言いたいんかい!?
関東には千代田富士見とか富士見台とかあらゆる場所に富士が付いてるけど、それは多くが当時富士が望めた事に由来してるわけだしね
話が変わるけど個人的には
浮世絵の輸出が"第一期"ジャポニズム文化と定義すると
インターネットが普及した今がまさに第二期ジャポニズム文化にあると思う
そりゃお前が見たのが富嶽三十六景なんだろ
芸術でなかったなんてのは言い過ぎだろう。
せいぜいポップアートだった、という位だ。
北斎は西洋絵画の研究もバリバリやってるし、オランダ人に依頼されて、あちらの画材を用いた肉筆画なんかも描いているね。小布施のミュージアムに行くと、僅かながら西洋の天使を描いていたりもする。
巨大な天井画を描いたり、祭りの山車をデザインしたりもしてるし、浮世絵師の枠に収まらない、稀代の芸術家だったようだ。
まぁ芸術だから人それぞれだな。
それ言ったらルネサンス以前以後で芸術の概念自体別問だしなあ
あと色がたまらんです。大好き。
価値観や哲学みたいなものが当時のヨーロッパの人には衝撃的だったんじゃないかと思う
常識を変えたって意味じゃピカソのキュビズムと似てるかもね
ただ浮世絵はもっとずっと庶民的なものだし分かりやすい良さがあるけど
この当時の浮世絵は幕府の贅沢禁止の煽りを受けて
色数の制限をつけられていたからだよ
あと、当時の岩絵の具は褪色しやすく
当時の鮮やかさは残していないと思う
なお記事でも話題になっている
富嶽三十六景に使用された「青色」は
ベロ藍と呼ばれる輸入品で
この発色の強い藍色をわざわざ主線使った手法は
かなり斬新な演出だと思うよ
波などの象徴化や配置の妙とか大胆な色とか。
北斎は現代に生まれてたらすごいデザイナーになったと思う。
写実系の画家なら若冲を見せるべき。
江戸時代の日本画は複数所有しているが、本紙(土台となる紙や絹)が水分や紫外線で変色しても、岩絵の具自体は書いて字の如く岩や貝殻を砕いて作るので、ほとんど褪色しない。
表装を何度も変えながら、本紙に描かれた絵は残るのが岩絵の具の偉いところ。
そりゃ絹本を中心に剥落することはあるが、北斎(黒船来航の4年前に死去)と同時代で鮮やかな日本画なんていくらでもあるぞ。
第一、肉筆ならともかく、木版の浮世絵で使われたのは岩絵の具じゃない。
※96
線と色の濃さが均一なので、絵というよりはポスターのような印象を受けるね。一長一短。
迫力なら浮世絵師以外の絵師が優れているし、宣伝効果なら当然浮世絵師がいい。
逆に日本も立体絵が広まった
浮世絵を見たら芸術かどうかわかる
色使いにぼかしとか輪郭を抽象的に描いてる
とくに有名な富士山と海は西洋の立体絵じゃ表現できない遠近法を使ってインパクトが出ている
かなり革新的だったんだよ
全て否定する気は無いが、これに対するコメントとしては明らかに筋違いの的外れだからそれん理解するように。
間違いなく北斎はオンリーワンである。
馬鹿だろおまえ
一般の大衆芸術と金持ちの道楽芸術
どっちも芸術だアホ
いちいち一枚一枚の木に手彫りで彫って、彩色して、
全体の色合いの出来を頭でイメージして刷ったんだろう?
で、出来上がりがこの淡い調和の取れた色合いの絵ってどんだけ天才なのよ。
脱帽。
日本は自然のあるまま感性から生まれるもの、昔の西洋より自由だしユニークに見えたのは当然。
なんというかあの漫画っぽさは日本人だなぁって思う
古代ギリシャの絵が浮世絵にそっくりなんだよ。キクラテス文明で検索してみてね。
古代ギリシャと日本の類似性が幾度か著されたらしいし、ジャポニスムに触れたアールヌーボー作家らは自然賛美に戻ろうって運動をしたし、日本芸術の影響はルネサンスに近いものだったのかも。
一番はその名の通り、浮世をテーマにした絵であることでしょう。
アカデミズム絵画の全盛期、普通なら描く対象では無い物を、バンバン登場させている絵がある事に大いに刺激を受けたわけだ。
北斎の影響が大だと思われる要素は、非常に凝った構図かな。
あと、ドガとかやたらスケッチをしてるけど、絶対に北斎漫画を見てただろうと思う。
正直、浮世絵なんてダッサ~と思ってたし、線画じゃんwwwとか思ってた。
そんな自分が何故か分からんが浮世絵を研究テーマにした。多分、他の人がやってなさそう、というのと、浮世絵の評価が自分には理解できなかったからだ。
浮世絵師なんて北斎か広重くらいしか知らなかった。だから北斎を選んだ。
研究を始めて気が付いたのは、実際の浮世絵(レプリカ)を見た時のインパクトと、手に取って見た際の世界観の広がりの凄さだった。
北斎の絵を見れば見るほど、何て無駄のない線を描く人だろうという感嘆。西洋かぶれだった自分の目から鱗が落ちた瞬間だった。
北斎は錦絵以外に素晴らしい肉筆画も残しているが、自分的オススメはやはり「北斎漫画」だなぁ。
人類が後世に残すべき絵画を2点選ぶなら、それはモナリザと神奈川沖浪裏であると。
ゴミを散らかすのは人間、でも人間だって自然の一部なのだから、その活動の結果としてゴミが散らかされているのも一種自然の光景と言える。
北斎も自然の光景として平然と受け止めたかもしれないじゃないか。
自分の意見に故人を利用して、勝手な憶測で、あの人だってこうなんだからと啓蒙しようとするのは卑しいよ。
意見の中身によらずね。
線画だから駄目というのがさっぱり分からん。
呉道子以降、線自体に意味を持たせたのが東洋画のすごいところ。
今の日本画が線を放棄したのは大損失。いや、そもそもあれを日本画と言えるのか。
「文明に毒されてない「高貴な野蛮人」達のプリミティブな感性から、我々文明人は学ぶことが多い」
といった上から目線なものだから、なぜ北斎の絵がこんなに洗練されているのか
なぜこんなにも普遍的で数学的にも完璧な美しさを持っているのかの理由までは
わからなかったんではないだろうか
ゴッホの模写も実物よりなんか「野生的」フィルター通されちゃってる感があるしな
実物の西洋絵画に劣ると考える様な奴は
絵画観賞の素質がないと断言出来る。
良い物は良い。その作品から気迫を感じる。
時代を考えると当時の江戸は
世界最先端の文化都市と言っても過言ではない。
浮世絵の場合はパッケージ的な物だし、肉筆浮世絵でも全体を明るく平面的にするので、色や線の配置が均等になり、他の日本画と比較すると感動は薄れる。
ただ、おかしみは感じられるし、現代の日本でお茶漬けなどのパッケージにするとなると、普通の日本画の名画では強過ぎるので、やはり浮世絵、特に版画浮世絵がいいということになる。
浮世絵は使い分け、対象の違いも合わせて評価されるべきだと思う。
印象派も、多分ただの日本画を見ていたら影響を受けていない。あれは版画浮世絵の表現ならでは。
西洋の絵画も日本の浮世絵も素晴らしいと思うよ。西洋は浮世絵の影響を受けたけど、後に日本絵画は油絵の技術を模倣するようになるからね~これって両方にとっては素晴らしい事なんじゃないかな?
と、浮世絵を論文にしている学生が言ってみる。
ゴッホの事はおろか絵すらよく知らんが、なかなかのロマンチストであり哲学好きな事は分かった。
いや北斎に似てるっていうからどっちかというと歌川っぽいって言ったの
へ〜歌川の人だったんだ、やっぱりな
紙が安く誰でも使えて識字率が高いので、瓦版などをすぐに印刷流通させることもできたし、古紙を回収再生する仕事もあった。
1ミリに3本の線を彫る(刃を6本入れる)ことができる彫り師の技能は、同時代ヨーロッパの銅版画に劣るものではない。
複数の色ごとの木版を寸分違わず10回以上重ねる摺師の技術は当時の他国にはどこにもなかった。
これらの技術があったからこそ、北斎や広重などの絵師が活かされて庶民の手に届くものになった。
役者絵・風景画・春画・動物・日常の生活風景や権力者をこき下ろしたものなどテーマの自由さも量産技術によるところがあるからだと思う。
大きな欠点は絵の具の退色が激しいので、長期保存が難しいことかな。
ヨーロッパの顔料を使った油絵は色の保存性はとてもいいけれど、量産できるものではないのでモデルの対象が宗教画や権力者の肖像の割合が高くて、庶民の生活や風景画は少ない。
だからこそ日本から包装紙や詰め物として珍しいテーマや構図の浮世絵が大量に流入してきたことがヨーロッパの人々に衝撃を与えたんだろう。
そう、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホのことを歌った歌です。
(ちなみに、ドン・マクリーンは「やさしく歌って」の歌のモデルになった人です。)
歌詞を読むと涙が出てきます。
星の降る夜 パレットを青と灰色に塗って
私の魂の中の闇を知る目で
夏の日を眺める
丘にかかる陰 木々やスイセンの花をスケッチして
そよ風を吸い込み、
雪の世界の色に、冬の寒さを感じる
あなたが私に何を言いたかったのか、今はわかる
あなたは正気さゆえに、いかに傷つけられたことか
そして彼らを解き放とうといかに努力したか
彼らは耳を傾けようとはしない
でも、いつかはきっと聞いてくれるだろう
西洋人が勝手に芸術作品として過大評価してるだけです。
桶の中からとかさ
結局はポスターだからね
目を引くデザインが必要だったんじゃないだろうか
当時は芸術って言葉が無かっただけだから
別に大衆文化が現在は芸術に分類されてもおかしくないから
つうか俺は、うちの母親がエロ漫画家のイラスト集を見て
「あら、この人良い絵書くわね」って言ったのを聞いて
ああ、芸術って、かたっくるしいもんじゃねぇのか、ってのを理解したわ
blog.livedoor.jp/itadaku_eigo/
これやの
見つけた時にはもう更新止まってたブログだけど
>もちろんフランスなども愛していました
日本を愛するのはヨーロッパの画家に取って不名誉なんですか?
富士山のまんまえに大きな木が配してあるのは
富士山の横にある噴火のあとを隠しているからじゃなかったっけ??
だからあれはきれいな富士山を描きたい!形を崩すものを描きたくない!!
という作者の強い意志を感じるww
空から見た風景が描かれているが。 北斎の版画も、鳥の目線でないと描けない風景がある。
これ等は当時の西洋人がぶったまげた所だろう。 まだ飛行機が無い時代に上空からの
目線でないと描けない風景が沢山ある。 つまり北斎の脳内シミュレートで地上からの世界が
三次元上で上空からの目線で描かれている。 それとデフォルメされているのに自然に見える
事と、漫画の色絵と同じで制限された色で自然な感じを出している。
もし、漫画家北斎がいたならば、手塚も真っ青だったかも知れないな。
おかしいってかキ○ガイレベル。当時の職人さんの技術の高さは神。
ヨーロッパでは芸術というのは貴族や金持ちのもの。
ふむ
当時の春画は、要はエロ本な訳だが
俺が書いた例は
現代のエロ漫画家の絵を、親が普通に評価してるのを見て
エロ漫画だからとか、先入観で判断するのは愚策だな
という芸術論な訳だが
何がどう趣旨に沿わないのかな?
本画もいいけど、浮世絵は庶民の息遣いというか、生活と言うか、その時代の空気を感じることが出来て良いよね。
すごい。あの時代には、もうわびさびの概念があったけど、そういうところに辿りつける
日本人の精神性は世界から見ても先をいっていたのだと思う。
列強と競わねば生存も危ぶまれてやむなく突き進んだ近代化の時代は敗戦によって無惨な結末を見た・・・
今は堕落して、伝統と断絶した新たな文化が盛んだけど、その卑しく貧弱なることは哀しむべきかな・・・
「五木の子守唄」(九州熊本)のセンスの無さはないよな。
やっぱりキモいよ日本のネットって。
北斎の娘だっけ?今のイラストレーション風な革新的な絵を描いたのは。一回しか見たことがないからうろ覚えなんだけど。誰か別の作者と間違って負ければ、ぼやけたような提灯だか灯篭だかの光と、水に映り込む風景が凄かった。
反日丸出しの自称子供よりマシだろw
年齢層でキモいかどうか判断するなんて、性別年齢関係なくクズ中のクズだろ
美術部なら小中学生でもこの程度知ってるわ
葛飾応為 >北斎の娘
「吉原夜景図」と「夜桜美人図」
あたりで検索するとよいかも
浮世絵の胆、線を廃して
影の濃淡で描いてる
相互に影響しあっていたんだなぁと感慨深い。
北斎が史上最高の画家かどうかとか、あんま意味無い事だから「俺この人の絵が好き」で終わらせれば良いと思うよ
※147
日本の商人が「日本人も西洋画描けるぜ」って西洋人に見せたくて絵の具そろえて画家捜してたら、北斎が「ならオレしかない!オレが一番!なんでも描けるオレ!凄いオレ!」って自薦してきたんだってなw
可愛いキャラしとる
「それまでの西洋絵画では人物を中心に、意味を持たせた構図が一般的だった。
何の作為もなく自然を主役にして描いた浮世絵は
ゴッホに衝撃を与えた」みたいなことを解説していて
なるほど、と思った。
西洋絵画は写実的に生毛の一本一本まで描くところまできて行き詰まっていたと聞いている
日本の絵を見て、雨が線で降ってくると信じた人も居たようだ
影が無いから、日本では影が差さないと信じた人も
写実的でなくとも絵が成立すると西洋が学ぶきっかけになったとか
彼がいなければ、富士山の海外の知名度はどれほどだったのか...?
少ない線で情景を表現するのはとても難しいので西洋でも評価が高い
当時の西洋は銅版画や石版画が支流で写実主義に偏ってしまっていた、その為に写真の登場により衰退してしまったという悲しいお話も
本を読んで夏の暑さを感じたり、太陽の眩しさを感じたりとか、どんな分野でも超一流の作品はその場にはありえない感覚を刺激するよね。
富士山はごみの不法投棄がひどくて一回世界遺産にはできないって言われたんだぞ
ごみの撤去はやるべきことだ
>近代的な、それ自体が独立した「芸術」という概念は当時はないよ。
>当時の美術は、襖や屏風、掛軸などの生活に必要な物としての絵が支えていた。浮世絵も実用品。
それを言ってしまったら、西洋の美術作品もほとんど「教会の飾り」や「金持ちのインテリアや庭飾り」、「歴史的出来事や宗教的出来事の顕彰」などの実用品として作られている。
ウォーホルを始めとした近代芸術家の作品が、実用品として多用されている点からも、実用品が芸術足り得ないという考えは支持できない。
現代の日本人の感覚や価値観で物事を考えるお前こそ馬鹿だね。
当時の絵画で芸術ととらえられたのは狩野派や土佐派などの日本画。
浮世絵が芸術ととらえれなかった証拠に、幕府や諸大名に仕えた御用絵師に浮世絵師は存在しない。
当時の浮世絵師の地位は現代の感覚でいうと漫画家という程度。
漫画が芸術か?
そう言う事か、デザインアートやポップなんだ
これ読んで合点言った
北斎って凄い感性の持ち主だったんだね
当時は平凡な風景画とか肖像画とかを書いていて、競ってた部分は色彩の出し方とか些末部分だったわけよ。
だから構図としては奇を衒うとか、一見して驚くようなものはほとんどなかった。
それが遠近感を無視して、波や橋を中心に大きく描いて遠くに富士山とかって、それまでの欧米の絵画手法ではありえない斬新な構図の作品を完成させた。
その事がそれまでのアプローチを根底から覆してしまった。
だから有名な画家も浮世絵を真似た絵をいくつも書いてるけど、よく着物や扇子と言った日本的なアイテムがちりばめられてる事が分り易いから言われるんだけど、重要なのは浮世絵の構図を真似てるのが分る。
異国情緒のオリエンタリズムよりも、そっちの方が革新的で衝撃だった。
だから今風にいうなら、それまでは写実的にどれだけ精緻でどれだけ美しく、伝統的な様式に沿って作品を描くかってのが問われてたのが、誰も見た事もやったことも無い構図や色調のポップカルチャーを目の当たりにした、って感じだったんだと思う。
画家っていうと、個人のクリエイティビティに依存した稼業と思われがちだけど
プロデューサーがいて、画家がいて、色を塗ったり刷ったりする職人がいて、って多くの人が関わっていた。
当時の読物にしても絵画にしても商業的な作品で、購買者のニーズを読んで作品は作られていて、
金持ちのパトロンだけの芸術じゃなくて、それの作品を町人たちが買って支えるだけの市場が出来ていた。
その事が当時の芸術家たちにとって、貴族の保守的な好みに縛られない、今でいうならアートディレクターみたいな自由な事が出来る、才能を発揮できる好ましい環境だったってのも言えるんだと思う。
垣根が低くて庶民にも身近なんですよ。
それだけの話です。
こう思うのは私だけでしょうか?
いいところはたくさんあるが、みなさんが書いているので割愛
昔聞いた話だとカラー印刷したものを気軽に使っているって点でびっくらしたとか
もちろん絵自体の評価も高かったようだけど
>海外に比べて当時の日本ではこういった芸術が
庶民にまで広がっていた事を物語るエピソードと言えます。
これは逆だと、日本は世界でもめずらしく庶民の文化が発達した国で
浮世絵に限らず殆どの文化が庶民の文化です
じゃあ俺はお前ブン殴ってからゴミ掃除に出かけるけど
それも自然の光景ってことでいいんだな?
こんなセンスあふれる浮世絵師の絵を量産するためにとんでもない技術力を持つ名もない彫り師たちがいたという事、そしてたくさん刷られたもののひとつだという事、江戸期の庶民がこのクォリティの絵を買っていたという事まで知ったら、どんなコメントが聞けるだろう〜。
ゴッホも絵が売れない貧しい時代に浮世絵や葛飾北斎を集めまくったようだけど、絵を書いて食べていけるのはどの時代も大変だったんだろうね。
漫画の最初は北斎じゃないか?
北斎などの作品は一般的な何々というジャンルではない
現代みたいに何処でもいけるような状況ではないしTVやネットもない
一生江戸から出ない人からすれば尚更だ
例えば、一生山奥で暮らす人が生涯海をみることはなく、絵によって知ることができるようなこと
あんな風になってるらしい
目も高性能だったんだろう
現代の匠が顕微鏡で作業するような作品を残してる事からも大昔の人は目が良かったんだろう
作品のほとんどにその当時の人々の生活が表現され、そして何よりもすごいのは、人の瞬間的な所作をも取得ているところだ。 今でいう旅番組の地方紹介動画でしょうが、俺には静止画より立派な動画に見える。
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