科学技術の発達は人類に多くの恵みを与えてくれましたが、
同時に 「ゴミ問題」 という厄介な課題ももたらしました。
現在では日本だけでも年間に各家庭から1トン近くものゴミが捨てられており、
多くの自治体が処理に困窮しています。
大量に排出された不要な生活用品や電化用品は、
文明社会の負の側面を象徴しているかのようです。
中東と日本のごみ処理の違いを紹介している本動画を見て、
多くの視聴者が日本の美意識の高さに賞賛のコメントを寄せています。
燃えるごみや燃えないごみを分別する、悪臭をまき散らさないようにきちんと袋詰めする、
などのゴミ捨て時の作業は私たちにとってはきわめて常識です。
しかし、ゴミを乱雑に廃棄するだけの中東と比較すると、衛生観念の差は一目瞭然です。
日本人のごみ処理に対する国民性を見習うべきだという意見が多数見られます。
私たち自身も彼らの声を真摯に受け止め、ゴミ問題への意識をより高めていきたいものです。
動画
動画の概要 ↓
各地で回収を終えたゴミ収集車は最終的に処理場に到着します。
この後、収集車の緊急停止ボタンなどについて説明を受けるアフマッドさんですが、
安全にも十分に配慮されている点なども注目しておりました。
ごみ収集車のおもちゃで遊ぶ子供 ↓
こちらもプロの方にヒアリング翻訳をお願いいたしました、素晴らしい翻訳ありがとうございます!)
以下、この動画に対する海外(主に中東)の反応
■ アフマッドさん、素晴らしい動画をありがとう。 日本人を賞賛し、アラブ発展への思いを語る貴方のメッセージに感動しました。 確かに我が同胞は自分たちに出来ることすらおろそかにしている気がします。 私たちイスラム教徒も大いに見習わねばいけませんね。 +83 アメリカ
■ re:素晴らしいコメントをありがとう。 アメリカ
■ 何とも言えんなぁ…。 アメリカ
■ 見事なごみ処理だね!! +49 サウジアラビア
■ re:本当だよな! アラブ首長国連邦
■ ノーコメント…。 スペイン
■ こんなにきれいにゴミを回収してるなんて笑っちまうぜ。 インド
■ サウジアラビアはどうしてこうなった。 サウジアラビア
■ サウジアラビアなんてもともとこんなもんでしょ。 サウジアラビア
■ まるで別の惑星並の差があるな。 サウジアラビア
■ アフマッドさん、貴方はイスラム圏のアラブ人に新世紀の風をもたらしてくれる偉大な方だ。 +3 リビア
■ アフマッド氏ならアラブをより良い国にしてくれるに違いない。 +23 サウジアラビア
■ re:おお、神よ…。 サウジアラビア
■ このシリーズの動画は毎回とても身近なことをテーマにしてて、すごくためになるよなぁ。 サウジアラビア
■ 実にいい動画だったよ! なんで実現可能な事にチャレンジしないのか…、本当にその通りだよね。 イスラム圏と非イスラム圏では文化の違いはあるけど、みんなで協力すればもっと良い国になれるはずだよ!!! ヨルダン
■ 結婚したら子供には日本で生活させたいな。 きっと彼らから素晴らしい人間性を学べると思うから。 +30 サウジアラビア
■ re:私はヨーロッパに住んでますが、貴方と同意見ですね。 スウェーデン
■ re:俺も連れてってくれよ~。(笑) サウジアラビア
■ 意味わからん。イカれてんのか??? アメリカ
■ あんまり期待は出来ないけど、本当に変わってほしいよなぁ。 なんにせよ、アフマッドさんと番組スタッフマジ乙でした。 サウジアラビア
■ もっとうちの街もきれいになってほしいよ…。 サウジアラビア
■ re:まったく同感だねぇ。 サウジアラビア
■ 素晴らしい映像だったよ、ありがとう。 エジプト
■ ひでーゴミ捨て場だな。 メキシコ
■ サウジアラビアもこんな風にきれいになってほしいよ。 サウジアラビア
■ はっきり言ってこの辺じゃゴミ捨て場から20km離れてたってゴミの匂いがするからな。 モロッコ
■ 親愛なる同士に感謝。 サウジアラビア
■ 実に素晴らしい番組だし、私もうp主と同感だね。 このシリーズが長く続くことを祈ってるよ。 +3 サウジアラビア
■ 考えさせられるなぁ。 サウジアラビア
■ サウジアラビアの都市開発を推進してくれるリーダーの存在が不可欠だ。 サウジアラビア
■ re:サウジアラビアだけじゃなく、中東の全ての国を豊かにしてくれるリーダーがいいね。 +2 モロッコ
■ エジプトじゃ大統領が街のゴミ掃除を命じたところで市民は聞きゃあしないよ。 この動画を見て心を入れ替えることから始めないと…。 エジプト
■ 日本人に敬意を表すよ。 サウジアラビア
■ 続きマダー? ヨルダン
■ 日本とアラブはHD画質と144p画質並の差があるな。 +73 アメリカ
■ YouTubeの動画のコメントを見てたら、うちの国だって進歩してるなって思うよ。 他国の文化を認めて尊重するなんてなかなか出来ることじゃないからね。(笑) +4 サウジアラビア
(ここまで一部を除きプロのお仕事)
今回はサウジアラビアの大人気番組 「改善(KAIZEN)」 での
日本のごみ収集における反応を見てみました。
アフマッドさん、番組スタッフの人たちと仲良さそうですね(笑)
動画ではその清潔さと かけられている手間や工夫にリポーターが驚き、
「サウジアラビアもこのように変えてゆかなければならない」、
というコメントに多くの賛同が集まっておりました。
web上にあるこの動画でも多くの方がコメントを残しておりますが、
彼らはこの動画のどこに驚いているのか、その背景からはどのような事が見えてくるのでしょうか?
まず、動画では清掃員の方だけに任せる事なく
多くの日本人が一人ひとり責任を持ってごみと向き合っていること、
そして、より良い生活環境を保つために
周囲の人々と団結して問題に取り組んでいることについて称賛されておりました。
優れた収集車や巨大なごみ収集設備なども登場しているわけですが、
今回驚かれている部分はそこではなく、
「ごみに対する日本人の意識や考え方」 という内面の部分に驚いているようでした。
ごみだけに限らず、周囲に対する心配りの細やかさというか、
そういったものに驚くコメントが多かったのは文化や宗教の違いも大きな要因といえそうです。
例えば、インドの方からのコメントもありましたが、
カースト制度が根強いインドでは 「机の上を掃除する人と床を掃除する人はカーストが違う」 ので
それぞれ別々の人が掃除する必要があるとのことで、
日本のように大人から子供まで多くの方が区別なく掃除している、
こういった光景を見ると、大変驚くそうです。
これに関して日本では 「トイレの神様」 的な、
他人が嫌がる仕事を徳の高い人ほど勧んで行う、といったような
日本人の考え方や道徳もあると思います。
ちなみに、インドでも雨漏りを直す人やパイプのつまりを直す人、
エアコンを取り付ける業者さんなど、いろいろいるわけですが、それぞれ工事が完了すると
工事で出た切りくずなどの小さなごみや作業で付いた部屋の汚れは放置して
そのまま帰ってしまう(オイw)という話をよく耳にします。
業者さんに言わせると、「掃除するのは別のカーストの人」 だそうです。
これはどこの国が優れているとかいう話ではなくて、
人口の多い国でお互いに共存するための昔からの知恵なのかも知れません(笑)
さて、日本に話を戻しますと、
現在の日本では当たり前の 「ごみに対する意識」 は細やかなごみの分別などにも表れ、
それは日本という国を形作る一因ともなっています。
専門の職業などが存在していたことからも分かるように
日本では はるか昔からリサイクルの概念などが発達してきました。
実際に、江戸時代などに海外から来日した使節団が
街のあまりの清潔さに驚いたのは有名な話だと思います。
これは近年になって急速に清潔になったわけではなく、
ごみを極力少なくするために資源を無駄なく極限まで使う知恵や方法が
日本古来からの長い歴史の中で高度に磨かれ、
文化や道徳という目の見えない部分に考え方として浸透してきたことを意味します。
しかし、常に綺麗であったかというと、そうではない時代もあったのですね。
高度に経済が発展した昭和の頃では
急激に増大するごみの量に処理が追いつかない時期がありましたし、
残念ながら山や空き地などへの不燃ごみの不法投棄が問題になったこともありました。
「窒息するので小さな子供は投棄された冷蔵庫の中に入らないように」 と
注意する文言が回覧板などに記載されたこともあります。
当時は全国的に公害や環境破壊が問題になっておりました。
忙しい生活に追われる日々のなかで、
ごみ処理や環境を考えている余裕がなくなっていたのかも知れません。
(しかしこの時代の発展があったからこそ、豊かな今の日本があるという側面もあります)
そんななか、古くからの綺麗な日本を見直そうという人々がおりました。
「故郷がこんな姿で良いのか」
それは昔からの美しい国へ立ち戻る、日本が変わる過渡期の出来事でした。
<立ちあがった人々>
これは地元では有名なあるお話です。
東京ディズニーランドから10kmほどのところに小さな干潟があります。
現在では多くの野鳥が羽を休める憩いの場となっておりますが、
一時期は多くのごみが集まり悪臭を放つありさまでした。
ごみのほとんどは東京湾から台風により流れ込んだ流木などでしたが、
近くに作られたレジャー施設からのごみも目立ちました。
日本各地で多くの工業用地が埋め立てにより作られていた時代、
この干潟の周りも県により埋め立てられ工場や道路、公園などが作られました。
国有地と登記されていたこの干潟だけは
県の権限ではどうする事もできず埋め立てられませんでしたが、
干潟を埋めて公共用地として使いたいとして習志野市も広報にその予定を載せていたので
道行く多くの人はこの干潟に特に関心を持たなかったのです。
そんななか、広大な干潟のごみを拾う一人の男がいました。
森田さんがメディアにとりあげられた事で多くの人に知られる事になった功績や、
その後も各方面へ働きかけた努力などは非常に大きなものでしょう。
ここまで一人の功績に絞って書いてきましたが、
実は干潟を守り続けたのは決して一人だけではありませんでした。
広く知られていない裏側で、強い信念を持って長年にわたり戦った人々がいたんですね。
TVでとりあげられた時などは、人々の共感を得るためにドラマ性を重視し
ごみ拾いは森田さんが始めたとなっていますが、
それよりもずっと前からごみを拾っている方々がおりました。
まあ、これは誰が最初とかでなく、努力する全ての人が素晴らしい! と思いますけど・・・。
その他にも、干潟を守る会や野鳥を守る会など多くの方々の努力があってこそ
現在の綺麗な干潟が守られているわけであり、
それは地域住民の方々の多大なる努力もあったわけです。
古くから 「谷津海岸」 と呼ばれていたので 「谷津干潟」 と名付けられましたが、
昔からの場所を残したい方々の情熱が干潟を守ったとも言えるでしょう。
ここでは一例として上記干潟のお話を紹介させていただきましたが、
誰が悪いとかそういった話ではないという事を書かせていただきます。
当時、一部では埋め立てを望む声もありましたが、賛成・反対含め、
双方にそれぞれ納得に至る理由がありました。
そして、森田さんをはじめ多くの方々が
雨の日も風の日もごみを拾い続けたというのは事実なんですね。
そんな谷津干潟ですが現在ではラムサール条約に登録され、
多くの野鳥の生態系を支える場所としてたくさんの方々に守られています。
(ラムサール条約登録湿地は締約国168ヶ国、世界で2,165箇所しかない貴重な場所です)
関連リンク:日本湿地ネットワーク(JAWAN)
ひとりの青年が起こした行動も素晴らしいのですが、
そこから学び、自らの考えで後に続くことのできる人々もまた素晴らしいと思います。
そして、それは日本各地で起こっていたんですね。
人だけでなく、動物が奇跡を起こしたこともあります。
犬の 「もも子」 がごみを拾い続けた物語もありました。
動画 ↓ (埋め込み無効なのでyoutubeリンクのみ)
http://youtu.be/NLHWTUZt4w0
以下、動画の概要とナレーションの書き起こし
この後に重要な部分が含まれておりますので
ぜひリンク先にて観ていただきたいと思います。
続きはこちら(youtube)から
ここまで、日本でも昔ごみ問題を抱えていた時期があったことについて見てきました。
現在ではかなり 「改善」 されているのですが、
それらを見てみると、共通しているものがありそうです。
例えば、周りの人々が手伝わず、ごく一部の人がごみを拾っただけでは
現状はあまり変わらなかったのではないでしょうか?
(それでもこの方々はごみ拾いを続けたと思いますが)
干潟の件や犬のもも子の件、
勧んでごみを拾う青年や 犬のもも子も大変素晴らしいのですが、
その行動を見て恥ずかしいと思える心、
さらに自らの意思で後に続くことのできる人もまた素晴らしいと思います。
こうした多くの人々の協力があってこそ、達成できた奇跡だと思わずにはいられません。
今回の最初の動画での番組名が 「改善」 ということもありますが、
素直に他の良いところを見て反省し、
活かすことができるというのは実はすごい事ではないでしょうか。
日本もそうして発展してきましたし、そのようにより良くしてゆける人々が住むのならば、
きっと明るい未来が待っているに違いありません。
日本でもまだまだごみが散らかっていたり、捨てられているところを見かけます。
彼らに負けないよう、もっと気を引き締めてゆきたいところです。
そういえば昔、近所の子供に
「マンボウや海ガメがクラゲと間違えて食べて死んじゃうからビニールをポイ捨てしちゃだめだよ」
と言ったことを思い出しました。
するとその子はごみをポイ捨てすることはなくなったんですね。
悪いところを直せる素直さというのは、やはり素晴らしいと思います。
中東における日本のネタを発掘するにあたり、
日本のテクノロジーや自衛隊などに関する反応も少し調べてみましたが、
彼らはこうしたハード的なものよりも日本人のソフト面、 「内面的な考え方」 などについて
より強い興味があるようでした。
一神教であるイスラムの教えでは世界を神が作ったとされておりますが、
アラーが唯一の神であり、アラー以外の神を崇めてはいけないとされております。
知っての通り、根本的な考え方が多神教である日本ではいたるところに神様がいますが、
どれか一つの神さまだけを信仰せず、
多くの神を信仰する人は向こうでは無宗教に近いものと捉えられると聞きます。
今回の動画のような事が特別な宗教なくして広く普通に行われている事実こそ、
イスラム圏の方々が驚いている最大の理由なのかも知れません。
・・・お正月だから大丈夫かなと思っていたのでまた長くなってしまいました(汗)
この他にも日本で出ているごみの量とか
清掃工場の最新技術やリサイクルにおける、溶けて混じり合った金属を分ける技術(これも凄いんですよねw)
などについてもご紹介したかったのですが、それは別の機会に。
あっ。今年も終わってしまいますね。
私の場合は部屋が散らかっていてヤバイ事に (笑)
同時に 「ゴミ問題」 という厄介な課題ももたらしました。
現在では日本だけでも年間に各家庭から1トン近くものゴミが捨てられており、
多くの自治体が処理に困窮しています。
大量に排出された不要な生活用品や電化用品は、
文明社会の負の側面を象徴しているかのようです。
中東と日本のごみ処理の違いを紹介している本動画を見て、
多くの視聴者が日本の美意識の高さに賞賛のコメントを寄せています。
燃えるごみや燃えないごみを分別する、悪臭をまき散らさないようにきちんと袋詰めする、
などのゴミ捨て時の作業は私たちにとってはきわめて常識です。
しかし、ゴミを乱雑に廃棄するだけの中東と比較すると、衛生観念の差は一目瞭然です。
日本人のごみ処理に対する国民性を見習うべきだという意見が多数見られます。
私たち自身も彼らの声を真摯に受け止め、ゴミ問題への意識をより高めていきたいものです。
動画
動画の概要 ↓
本動画は、中東でカリスマ的な人気を誇っているリポーター・アフマッド氏が
日本の文化を紹介する番組シリーズ「改善」の第5シーズンエピソード14です。
日本の文化を紹介する番組シリーズ「改善」の第5シーズンエピソード14です。
日本のテレビ番組もバラエティー色が強く、
海外を取り扱ったコンテンツにしても単なる物笑いに終始してしまうことが少なくありません。
しかし、アフマッド氏の番組は日本の食文化や生活習慣など
身近なテーマを非常に深く掘り下げており、
異国の文化を真剣に学ぼうという姿勢が見られます。
実際、私たち日本人にとっても改めて自国の文化の在り様を考えさせられるほど
氏の慧眼が織りなす考察は鋭く、日本を賞賛する氏の言葉を聞く度に身が引き締まる思いです。
海外を取り扱ったコンテンツにしても単なる物笑いに終始してしまうことが少なくありません。
しかし、アフマッド氏の番組は日本の食文化や生活習慣など
身近なテーマを非常に深く掘り下げており、
異国の文化を真剣に学ぼうという姿勢が見られます。
実際、私たち日本人にとっても改めて自国の文化の在り様を考えさせられるほど
氏の慧眼が織りなす考察は鋭く、日本を賞賛する氏の言葉を聞く度に身が引き締まる思いです。
今回のテーマは、「ゴミの一日」。
世界中で社会問題化しているゴミ問題に着目し、
日本と中東でのゴミ処理の違いを具体的に比較しながら、
衛生観念の乏しい中東の目指すべき道を模索しています。
世界中で社会問題化しているゴミ問題に着目し、
日本と中東でのゴミ処理の違いを具体的に比較しながら、
衛生観念の乏しい中東の目指すべき道を模索しています。
■02:00~ ↓
日本のゴミ処理業者の仕事を取材するため、
アフマッド氏も早朝から東京のゴミ収集車出発地点の集合に参加しています。
日本のゴミ処理業者の仕事を取材するため、
アフマッド氏も早朝から東京のゴミ収集車出発地点の集合に参加しています。
入念に準備運動をして体をほぐしている作業員の方々の様子を実況しながら、
彼らの仕事に向かう意識の高さに早くも感心しています。
彼らの仕事に向かう意識の高さに早くも感心しています。
■02:42~ ↓
準備運動を終えた作業員の方々が車に乗り込み、順次ゴミ収集に出発していきます。
アフマッド氏は、たくさんのゴミ収集車がスムーズに出発できるように
手旗で交通整理を行う係の作業員もいることに注目しています。
手旗で交通整理を行う係の作業員もいることに注目しています。
■03:27~ ↓
作業員たちが周囲の交通状況を確認しながらトラックの運行を誘導しています。
交通事故が起こらないよう、大きな声出しとジェスチャーを徹底しつつ
交通ルールを守って他の車を尊重していることに、アフマッド氏は感心しています。
■03:57~ ↓
アフマッド氏もスタッフの車に乗り込んで、ゴミ収集車を追いかけながら現地へ向かっています。
前方を走るゴミ収集車を見て、車全体が非常に清潔感溢れていることに注目しています。
■04:30~ ↓
場面は中東へ。(なぜかここで悲しげな音楽w)
車道を走っている中東のゴミ収集車は背面がきちんとロックされていないため、
かなりのゴミが露出していることをアフマッド氏は指摘しています。
かなりのゴミが露出していることをアフマッド氏は指摘しています。
風でゴミが散乱したり悪臭が広がったりして環境にも良くありません。
日本と中東のゴミ収集車の違いは一目瞭然です。
日本と中東のゴミ収集車の違いは一目瞭然です。
■05:10~ ↓
場面は再び日本へ。
ゴミ収集地点に着いたため、作業員がゴミ収集車にゴミを入れ始めています。
日本ではゴミ用の袋は色やサイズが標準化されていて、
コンテナに入れられたゴミを効率よく収集できるとアフマッド氏は述べています。
コンテナに入れられたゴミを効率よく収集できるとアフマッド氏は述べています。
■05:37~ ↓
ゴミを回収されたコンテナが丁寧に洗浄されています。
アフマッド氏は、コンテナを保管する際に殺菌消毒まで行って
徹底して清潔さを保っていることに感心しています。
徹底して清潔さを保っていることに感心しています。
■06:00~ ↓
さらにゴミ収集は続きます。
アフマッド氏は、丁寧に袋詰めされたゴミなら山積みになっていても
容易に収集車に放り込めることを指摘しています。
容易に収集車に放り込めることを指摘しています。
中東の現場と比較すると、ゴミ収集にかかる手間は歴然です。
(矢印はサンダル履きで作業している点について指摘したいようです)
■06:45~ ↓
(矢印はサンダル履きで作業している点について指摘したいようです)
■06:45~ ↓
アフマッド氏が興味深い張り紙を発見しました。
日本では当たり前となっているゴミ出しルールを記載したものです。
日本では曜日ごとに回収するゴミの種類が決まっていて、
月曜なら燃えるごみ、土曜ならリサイクル可能な資源ごみといった具合になっていることに
アフマッド氏は大変感心しています。
(左下に見えるのはアフマッド氏の左手。熱く語っています)
月曜なら燃えるごみ、土曜ならリサイクル可能な資源ごみといった具合になっていることに
アフマッド氏は大変感心しています。
(左下に見えるのはアフマッド氏の左手。熱く語っています)
■07:33~ ↓
各地で回収を終えたゴミ収集車は最終的に処理場に到着します。
大量のゴミが堆積し、大きなクレーンによって次々と運搬されていきます。
予想以上の光景に息をのむアフマッド氏が驚きの声をあげています。
予想以上の光景に息をのむアフマッド氏が驚きの声をあげています。
■09:00~ ↓
アフマッド氏は、日本のゴミ収集にはほとんど悪臭がないことを指摘しています。
ゴミを密閉する、生ごみを濡らさないなど、
腐敗臭が発生しないように市民一人一人が気をつけていることを高く評価しています。
また、小さな子供にもごみについて関心を持ってもらえるよう
マスコットキャラなどを活用していることも注目しています。
腐敗臭が発生しないように市民一人一人が気をつけていることを高く評価しています。
また、小さな子供にもごみについて関心を持ってもらえるよう
マスコットキャラなどを活用していることも注目しています。
この後、収集車の緊急停止ボタンなどについて説明を受けるアフマッドさんですが、
安全にも十分に配慮されている点なども注目しておりました。
ごみ収集車のおもちゃで遊ぶ子供 ↓
■12:45~ ↓
場面は再び中東へ。
中東のゴミ処理場に到着したアフマッド氏は、
車を開けた途端車内になだれ込んできた強烈な悪臭に悲鳴をあげています。
車を開けた途端車内になだれ込んできた強烈な悪臭に悲鳴をあげています。
アフマッド氏は悶絶して汗をぬぐいながら、
仕事とはいえ現場に行かなければならないことをかなり嫌がっています。
仕事とはいえ現場に行かなければならないことをかなり嫌がっています。
■13:30~ ↓
悪臭対策マスクを装着したアフマッド氏がスタッフらと共にゴミ処理場を視察しています。
大型機械を用いて処理している日本とは対照的に、
野ざらしにされた大量のゴミが延々と広がっています。
アフマッド氏はゴミが堆積している遠方の大地を前に、
処分しなければならないゴミの量に唖然としています。
野ざらしにされた大量のゴミが延々と広がっています。
アフマッド氏はゴミが堆積している遠方の大地を前に、
処分しなければならないゴミの量に唖然としています。
■14:35~ ↓
アフマッド氏は番組の最後に、中東にはゴミ処理システムの変革が必要であると
視聴者に向かって呼びかけています。
視聴者に向かって呼びかけています。
アラー(神)に忠実に仕えるイスラムは誇り高い文化であれど
閉鎖的な一面をはらんでいることも否めず、
このままでは進歩の無い中東はゴミであふれかえってしまう。
閉鎖的な一面をはらんでいることも否めず、
このままでは進歩の無い中東はゴミであふれかえってしまう。
宗教の違いにこだわらずもっと開国的になって、
日本が社会構造の発展に伴って確立した高度なゴミ処理技術を学び、
中東を美しい国にしていくべきであると述べています。
(今回の動画内容について、リポーターの方がどこに驚いているのか詳しく知りたかったため、日本が社会構造の発展に伴って確立した高度なゴミ処理技術を学び、
中東を美しい国にしていくべきであると述べています。
こちらもプロの方にヒアリング翻訳をお願いいたしました、素晴らしい翻訳ありがとうございます!)
以下、この動画に対する海外(主に中東)の反応
■ アフマッドさん、素晴らしい動画をありがとう。 日本人を賞賛し、アラブ発展への思いを語る貴方のメッセージに感動しました。 確かに我が同胞は自分たちに出来ることすらおろそかにしている気がします。 私たちイスラム教徒も大いに見習わねばいけませんね。 +83 アメリカ
■ re:素晴らしいコメントをありがとう。 アメリカ
■ 何とも言えんなぁ…。 アメリカ
■ 見事なごみ処理だね!! +49 サウジアラビア
■ re:本当だよな! アラブ首長国連邦
■ ノーコメント…。 スペイン
■ こんなにきれいにゴミを回収してるなんて笑っちまうぜ。 インド
■ サウジアラビアはどうしてこうなった。 サウジアラビア
■ サウジアラビアなんてもともとこんなもんでしょ。 サウジアラビア
■ まるで別の惑星並の差があるな。 サウジアラビア
■ アフマッドさん、貴方はイスラム圏のアラブ人に新世紀の風をもたらしてくれる偉大な方だ。 +3 リビア
■ アフマッド氏ならアラブをより良い国にしてくれるに違いない。 +23 サウジアラビア
■ re:おお、神よ…。 サウジアラビア
■ このシリーズの動画は毎回とても身近なことをテーマにしてて、すごくためになるよなぁ。 サウジアラビア
■ 実にいい動画だったよ! なんで実現可能な事にチャレンジしないのか…、本当にその通りだよね。 イスラム圏と非イスラム圏では文化の違いはあるけど、みんなで協力すればもっと良い国になれるはずだよ!!! ヨルダン
■ 結婚したら子供には日本で生活させたいな。 きっと彼らから素晴らしい人間性を学べると思うから。 +30 サウジアラビア
■ re:私はヨーロッパに住んでますが、貴方と同意見ですね。 スウェーデン
■ re:俺も連れてってくれよ~。(笑) サウジアラビア
■ 意味わからん。イカれてんのか??? アメリカ
■ あんまり期待は出来ないけど、本当に変わってほしいよなぁ。 なんにせよ、アフマッドさんと番組スタッフマジ乙でした。 サウジアラビア
■ もっとうちの街もきれいになってほしいよ…。 サウジアラビア
■ re:まったく同感だねぇ。 サウジアラビア
■ 素晴らしい映像だったよ、ありがとう。 エジプト
■ ひでーゴミ捨て場だな。 メキシコ
■ サウジアラビアもこんな風にきれいになってほしいよ。 サウジアラビア
■ はっきり言ってこの辺じゃゴミ捨て場から20km離れてたってゴミの匂いがするからな。 モロッコ
■ 親愛なる同士に感謝。 サウジアラビア
■ 実に素晴らしい番組だし、私もうp主と同感だね。 このシリーズが長く続くことを祈ってるよ。 +3 サウジアラビア
■ 考えさせられるなぁ。 サウジアラビア
■ サウジアラビアの都市開発を推進してくれるリーダーの存在が不可欠だ。 サウジアラビア
■ re:サウジアラビアだけじゃなく、中東の全ての国を豊かにしてくれるリーダーがいいね。 +2 モロッコ
■ エジプトじゃ大統領が街のゴミ掃除を命じたところで市民は聞きゃあしないよ。 この動画を見て心を入れ替えることから始めないと…。 エジプト
■ 日本人に敬意を表すよ。 サウジアラビア
■ 続きマダー? ヨルダン
■ 日本とアラブはHD画質と144p画質並の差があるな。 +73 アメリカ
■ YouTubeの動画のコメントを見てたら、うちの国だって進歩してるなって思うよ。 他国の文化を認めて尊重するなんてなかなか出来ることじゃないからね。(笑) +4 サウジアラビア
(ここまで一部を除きプロのお仕事)
今回はサウジアラビアの大人気番組 「改善(KAIZEN)」 での
日本のごみ収集における反応を見てみました。
アフマッドさん、番組スタッフの人たちと仲良さそうですね(笑)
動画ではその清潔さと かけられている手間や工夫にリポーターが驚き、
「サウジアラビアもこのように変えてゆかなければならない」、
というコメントに多くの賛同が集まっておりました。
web上にあるこの動画でも多くの方がコメントを残しておりますが、
彼らはこの動画のどこに驚いているのか、その背景からはどのような事が見えてくるのでしょうか?
まず、動画では清掃員の方だけに任せる事なく
多くの日本人が一人ひとり責任を持ってごみと向き合っていること、
そして、より良い生活環境を保つために
周囲の人々と団結して問題に取り組んでいることについて称賛されておりました。
優れた収集車や巨大なごみ収集設備なども登場しているわけですが、
今回驚かれている部分はそこではなく、
「ごみに対する日本人の意識や考え方」 という内面の部分に驚いているようでした。
ごみだけに限らず、周囲に対する心配りの細やかさというか、
そういったものに驚くコメントが多かったのは文化や宗教の違いも大きな要因といえそうです。
例えば、インドの方からのコメントもありましたが、
カースト制度が根強いインドでは 「机の上を掃除する人と床を掃除する人はカーストが違う」 ので
それぞれ別々の人が掃除する必要があるとのことで、
日本のように大人から子供まで多くの方が区別なく掃除している、
こういった光景を見ると、大変驚くそうです。
これに関して日本では 「トイレの神様」 的な、
他人が嫌がる仕事を徳の高い人ほど勧んで行う、といったような
日本人の考え方や道徳もあると思います。
ちなみに、インドでも雨漏りを直す人やパイプのつまりを直す人、
エアコンを取り付ける業者さんなど、いろいろいるわけですが、それぞれ工事が完了すると
工事で出た切りくずなどの小さなごみや作業で付いた部屋の汚れは放置して
そのまま帰ってしまう(オイw)という話をよく耳にします。
業者さんに言わせると、「掃除するのは別のカーストの人」 だそうです。
これはどこの国が優れているとかいう話ではなくて、
人口の多い国でお互いに共存するための昔からの知恵なのかも知れません(笑)
さて、日本に話を戻しますと、
現在の日本では当たり前の 「ごみに対する意識」 は細やかなごみの分別などにも表れ、
それは日本という国を形作る一因ともなっています。
専門の職業などが存在していたことからも分かるように
日本では はるか昔からリサイクルの概念などが発達してきました。
実際に、江戸時代などに海外から来日した使節団が
街のあまりの清潔さに驚いたのは有名な話だと思います。
これは近年になって急速に清潔になったわけではなく、
ごみを極力少なくするために資源を無駄なく極限まで使う知恵や方法が
日本古来からの長い歴史の中で高度に磨かれ、
文化や道徳という目の見えない部分に考え方として浸透してきたことを意味します。
しかし、常に綺麗であったかというと、そうではない時代もあったのですね。
高度に経済が発展した昭和の頃では
急激に増大するごみの量に処理が追いつかない時期がありましたし、
残念ながら山や空き地などへの不燃ごみの不法投棄が問題になったこともありました。
「窒息するので小さな子供は投棄された冷蔵庫の中に入らないように」 と
注意する文言が回覧板などに記載されたこともあります。
当時は全国的に公害や環境破壊が問題になっておりました。
忙しい生活に追われる日々のなかで、
ごみ処理や環境を考えている余裕がなくなっていたのかも知れません。
(しかしこの時代の発展があったからこそ、豊かな今の日本があるという側面もあります)
そんななか、古くからの綺麗な日本を見直そうという人々がおりました。
「故郷がこんな姿で良いのか」
それは昔からの美しい国へ立ち戻る、日本が変わる過渡期の出来事でした。
<立ちあがった人々>
これは地元では有名なあるお話です。
東京ディズニーランドから10kmほどのところに小さな干潟があります。
現在では多くの野鳥が羽を休める憩いの場となっておりますが、
一時期は多くのごみが集まり悪臭を放つありさまでした。
ごみのほとんどは東京湾から台風により流れ込んだ流木などでしたが、
近くに作られたレジャー施設からのごみも目立ちました。
日本各地で多くの工業用地が埋め立てにより作られていた時代、
この干潟の周りも県により埋め立てられ工場や道路、公園などが作られました。
国有地と登記されていたこの干潟だけは
県の権限ではどうする事もできず埋め立てられませんでしたが、
干潟を埋めて公共用地として使いたいとして習志野市も広報にその予定を載せていたので
道行く多くの人はこの干潟に特に関心を持たなかったのです。
そんななか、広大な干潟のごみを拾う一人の男がいました。
森田三郎 29歳の冬。新聞配達の合間をぬって、市川市からバイクでゴミ拾いに通い始めた青年に、好意的な目を向ける人はほとんどいませんでした。悪臭に悩まされ、早期埋め立てを望んでいた地元住民の中には、彼をよそ者呼ばわりし、目の前でゴミを捨てて行く者までいます。そして行政には干潟のゴミの引き取りを拒否される。そんな状況のなか、たった一人で谷津干潟愛護研究会を設立し、雨の日も雪の日もゴミ拾いを続け、数年が過ぎようとしていた頃でした。上記記事は資料により多少異なる部分がありますが、
彼の情熱に心をうごかされた地元の主婦が、ついに三郎にゴミ拾いの手伝いを申し出ました。
それから徐々に支援者の輪が広がり始め、多くの市民が参加しての谷津干潟クリ-ン作戦の開催、主婦を中心とした谷津干潟環境美化委員会の設立、森田三郎の支援者・ゴミ拾いの仲間達による谷津干潟友の会のPR活動などをとおして干潟保存の気運が高まり、ついに市による埋め立ての方針が撤回されるに至ったのです。 谷津干潟友の会より引用
森田さんがメディアにとりあげられた事で多くの人に知られる事になった功績や、
その後も各方面へ働きかけた努力などは非常に大きなものでしょう。
ここまで一人の功績に絞って書いてきましたが、
実は干潟を守り続けたのは決して一人だけではありませんでした。
広く知られていない裏側で、強い信念を持って長年にわたり戦った人々がいたんですね。
TVでとりあげられた時などは、人々の共感を得るためにドラマ性を重視し
ごみ拾いは森田さんが始めたとなっていますが、
それよりもずっと前からごみを拾っている方々がおりました。
まあ、これは誰が最初とかでなく、努力する全ての人が素晴らしい! と思いますけど・・・。
その他にも、干潟を守る会や野鳥を守る会など多くの方々の努力があってこそ
現在の綺麗な干潟が守られているわけであり、
それは地域住民の方々の多大なる努力もあったわけです。
古くから 「谷津海岸」 と呼ばれていたので 「谷津干潟」 と名付けられましたが、
昔からの場所を残したい方々の情熱が干潟を守ったとも言えるでしょう。
ここでは一例として上記干潟のお話を紹介させていただきましたが、
誰が悪いとかそういった話ではないという事を書かせていただきます。
当時、一部では埋め立てを望む声もありましたが、賛成・反対含め、
双方にそれぞれ納得に至る理由がありました。
そして、森田さんをはじめ多くの方々が
雨の日も風の日もごみを拾い続けたというのは事実なんですね。
そんな谷津干潟ですが現在ではラムサール条約に登録され、
多くの野鳥の生態系を支える場所としてたくさんの方々に守られています。
(ラムサール条約登録湿地は締約国168ヶ国、世界で2,165箇所しかない貴重な場所です)
関連リンク:日本湿地ネットワーク(JAWAN)
ひとりの青年が起こした行動も素晴らしいのですが、
そこから学び、自らの考えで後に続くことのできる人々もまた素晴らしいと思います。
そして、それは日本各地で起こっていたんですね。
人だけでなく、動物が奇跡を起こしたこともあります。
犬の 「もも子」 がごみを拾い続けた物語もありました。
動画 ↓ (埋め込み無効なのでyoutubeリンクのみ)
http://youtu.be/NLHWTUZt4w0
以下、動画の概要とナレーションの書き起こし
これ以降は省略させていただきましたが、
愛くるしい仔犬、名前はもも子
しかし、飼い主の中野さんは知るよしもなかった
その犬が人々の心を動かし、
とてつもない奇跡を起こすことになることを
※中略※
岩手県盛岡市の南にある紫波町
ここに中野英明さんが住職を務める蟠龍寺がある
物語は今から14年前(2013年時点では20年前)
1993年の春にさかのぼる
ある日、タウン誌を見ていた英明
普段は読み飛ばしていた広告ページの一か所に目が留まった
犬好きの夫妻は既に二匹の小型犬を飼っていた
しかし、以前飼っていた大型犬のシェパードが忠実だった事を忘れられず
またいつか大型犬を飼いたいと密かに想いを寄せていたのだ
これも何かの縁かも知れないとすぐにゴールデンレトリバーの子犬に会いに行った
生後40日の子犬たちの中から一匹を選ぶ事になった
するとその時
遅れて一匹が姿を現した
そのつぶらな瞳を見た時、英明に直感が走った
白い巻き毛の奥に覘く皮膚が桃の花のように可憐で美しい事から
もも子と名付けられた
他の二匹の先輩犬たちにも歓迎され、
中野家の大事な家族の一員となった
寺の近くを流れる岩崎川の土手が散歩のコース
かつては美しい川だったのだが・・・。
上流の川沿いで捨てられたごみがこの散歩コースに集まり
さらに不法投棄された粗大ごみが散乱していたのだ
だが英明は、ごみから目を背けていた
そんな頃、その後の彼の運命を大きく変える出来事が起きる
写真が趣味の英明は
高山植物を撮るために北上山地の最高峰、早池峰山を登っていたのだが・・・
見ると、大きなリュックを背負った青年が、先端にフックの付いた竹の棒を持ち歩いていた
しばらく様子を見ていると・・・
ごみを拾っていたのだ
英明 「山の管理人さんですか?」
青年 「いえ、違います」
英明 「じゃ、なぜごみを?」
青年 「僕は何度もこの山に登らせてもらってますから、ただのお礼です」
「この山、好きなんですよ」
大好きな山にお礼がしたい
その青年の言葉を英明はわが身に置き換えた
「誰も見ていないところでね、額から汗をぼたぼた垂らして
腐った弁当の空箱まで手を入れている
いや~、その青年の姿を見ればやはり恥ずかしくなりますね」
翌日、英明は早速行動を開始した
息子たちと一緒に川のごみを回収
軽トラックに積んで清掃事業所まで運ぶ事にした
だが、ごみの量は凄まじかった
川沿いの至るところで捨てられるため、町としても注意を促すのに限界があった
結局トラックで何度も往復し、一日がかりの作業となった
そして翌日、清々しい気分で散歩に出かけたのだが・・・
またしても、心無い人間によるごみの不法投棄
それでも英明は毎日朝と夕方、もも子を散歩に連れていくたびにごみを拾い続けた
やがて、もも子が生後10カ月となった頃、思いもよらぬ出来事が
足を滑らせ、川に転落した途端、もも子がすぐに英明の元へ
しかし・・・。
教えたわけでもないのに、もも子は自ら川のごみを拾ってきたのだ
これが、もも子の活躍の始まりだった
そして翌日から、もも子は散歩に出るたびに川に入って
英明の届かない所にあるごみを拾ってくるようになったのだ
しかも木の枝など自然のものには目もくれず
ペットボトルなど人間が捨てたごみだけを選ぶ
自分を喜ばせるためなのか?
だが、他の人が散歩させた時も同じ行動をとったという
さらに、ある学生がごみを捨てるや否や
そのごみを拾い、捨てた人のへ戻しに行ったのだ
※以下、たけしさんのナレーション※
人間が捨てたごみだけを毎日拾い続けるもも子
その行動は多くの人を巻き込む一大ムーブメントとなり
やがては社会を変える大きな力へと発展していったのです
※中略※
自らごみを拾うかわいいゴールデンレトリバーの噂はいつしか街中に広がり
そして・・・。
ついに、地元のニュース番組で報じられるまでになった
ちなみにこの時もも子は、カメラの前で臆するどころか
いつもより張り切ってごみを拾い続けたという
しかしこれは、もも子に関するニュースのほんの始まりに過ぎなかった
テレビを観た多くの子供たちがもも子の散歩に付き合い、
一緒に川のごみ拾いをするようになったのだ
やがては大人たちも
住人の意識が少しずつ変わり始めていた
だが、こんな事も起こった
なんと、捨てられたガラス瓶の破片で肉球を切ってしまったのだ
幸い、怪我は思ったほど重症ではなく、ほどなくして傷は癒えたのだが・・・
「さすがにもう怪我を怖がって、もも子がごみを拾う事はないだろう」
英明はそう思っていた
しかし・・・。
まるで怪我などなかったかのように勇敢にごみを拾ってきたのだ
「人間も何かしなければ」
もも子に背中を押されるように、
英明は一通の手紙を書いた
紫波町の美しい自然を
次の世代に生きる人々のために
なんとか残したいものであります
綺麗な町作りをするために
「ごみポイ捨て禁止条例」 を
制定してください
英明さんのこの小さな提案が町議会の審議の訴状にあがったのだ
※中略※ (当時の町長さんごめんなさいw)
そして1999年
全会一致で採択された、紫波町としては初めての罰則付き環境条例
「ゴミポイ捨て禁止条例」 がついに制定された
もも子の頑張りがなんと町の議会を動かし、条例までも誕生させたのだ
ごみを集め始めて10年・・・
もも子は10歳になっていた
条例が制定されごみは減っていたが
それでももも子たちのごみ拾いは毎日続けられていた
ところが・・・
もも子が乳がんを患ったのだ
幸い発見が早く手術は成功した
しかし、体力は目に見えて衰え始めていた
動きも鈍くなり、水に入る事も難しくなっていた
だが・・・!
じっと、ごみの行方を目で追うのだった
2006年、もも子は14歳になっていた
ほとんど耳も聴こえず、もちろん川に入る事もない
それでも、その存在感は以前と変わらぬままだった
当時、ごみの問題に力を入れていた岩手県庁が
県民にアピールするためのポスターに もも子を起用したのだ
ごみを咥えたその愛くるしい姿は大反響を呼んだ
※中略※
その年(2006年)の11月12日
英明にとって、忘れられない日となった
その朝、もも子はいつになく調子が良かった
早朝の散歩を終え、英明は朝のお勤めに入った
そして・・・
※中略※
その一本のペットボトルが もも子の最後の仕事だった
もも子は14年の生涯を静かに閉じた
※以下、英明さんの言葉※
「その夜、ちょっと食欲がなかったんですね
あの犬は甘いのが好きですね。
で、たまたまシュークリームがテーブルにありまして、
本当は一個あげたかったんですけども、
犬には甘いのは良くないと思いまして。
中のクリームの部分だけ私が食べまして、皮の部分だけもも子にあげたんですけども
今思えば、まるまる一個
シュークリームあげればよかったなと
後悔しているところです」
英明さんともも子が川のごみを拾い始めてから15年が経った今、
人間の力ではどうにもならなかったあの川は
もも子の願い通り青空のように澄み切っていた
この後に重要な部分が含まれておりますので
ぜひリンク先にて観ていただきたいと思います。
続きはこちら(youtube)から
ここまで、日本でも昔ごみ問題を抱えていた時期があったことについて見てきました。
現在ではかなり 「改善」 されているのですが、
それらを見てみると、共通しているものがありそうです。
例えば、周りの人々が手伝わず、ごく一部の人がごみを拾っただけでは
現状はあまり変わらなかったのではないでしょうか?
(それでもこの方々はごみ拾いを続けたと思いますが)
干潟の件や犬のもも子の件、
勧んでごみを拾う青年や 犬のもも子も大変素晴らしいのですが、
その行動を見て恥ずかしいと思える心、
さらに自らの意思で後に続くことのできる人もまた素晴らしいと思います。
こうした多くの人々の協力があってこそ、達成できた奇跡だと思わずにはいられません。
今回の最初の動画での番組名が 「改善」 ということもありますが、
素直に他の良いところを見て反省し、
活かすことができるというのは実はすごい事ではないでしょうか。
日本もそうして発展してきましたし、そのようにより良くしてゆける人々が住むのならば、
きっと明るい未来が待っているに違いありません。
日本でもまだまだごみが散らかっていたり、捨てられているところを見かけます。
彼らに負けないよう、もっと気を引き締めてゆきたいところです。
そういえば昔、近所の子供に
「マンボウや海ガメがクラゲと間違えて食べて死んじゃうからビニールをポイ捨てしちゃだめだよ」
と言ったことを思い出しました。
するとその子はごみをポイ捨てすることはなくなったんですね。
悪いところを直せる素直さというのは、やはり素晴らしいと思います。
中東における日本のネタを発掘するにあたり、
日本のテクノロジーや自衛隊などに関する反応も少し調べてみましたが、
彼らはこうしたハード的なものよりも日本人のソフト面、 「内面的な考え方」 などについて
より強い興味があるようでした。
一神教であるイスラムの教えでは世界を神が作ったとされておりますが、
アラーが唯一の神であり、アラー以外の神を崇めてはいけないとされております。
知っての通り、根本的な考え方が多神教である日本ではいたるところに神様がいますが、
どれか一つの神さまだけを信仰せず、
多くの神を信仰する人は向こうでは無宗教に近いものと捉えられると聞きます。
今回の動画のような事が特別な宗教なくして広く普通に行われている事実こそ、
イスラム圏の方々が驚いている最大の理由なのかも知れません。
・・・お正月だから大丈夫かなと思っていたのでまた長くなってしまいました(汗)
この他にも日本で出ているごみの量とか
清掃工場の最新技術やリサイクルにおける、溶けて混じり合った金属を分ける技術(これも凄いんですよねw)
などについてもご紹介したかったのですが、それは別の機会に。
あっ。今年も終わってしまいますね。
私の場合は部屋が散らかっていてヤバイ事に (笑)
(お正月だけあって何日間かごみの収集が来ないのですが、こういう時に有難みが分かりますねw)
今年もいろいろありました。
至らないところだらけの当サイトを応援して下さるみなさま、いつもありがとうございます。
来年も皆さま方に幸多からん事を・・・。
それでは、良いお年を!
↓ おすすめ記事! ↓
日本の町中のゴミ箱の少なさは異常 海外の反応 翻訳したらこうなった さま
コンビニの貢献度も忘れないであげてw
「ゴミが全くないね」 錦帯橋に行ってきたよ 海外の反応 こんなニュースにでくわした さま
こちらの海外コメントでも、ごみ箱の少なさに驚く方が多いようですねw
今年もいろいろありました。
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来年も皆さま方に幸多からん事を・・・。
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コメント
コメント一覧
なんとも言えない気持ちになるわ
「道路にゴミが落ちてない」なんてのもよく聞くけどもう幻想だし
ゴミの分別はもちらんやっておりますが、田舎なため焼却ゴミは週2回あるのですが、資源ゴミなどが月1回なのでちょっと大変です。回数増やして欲しいな・・
年8回程度地域の奉仕作業で、海・河川・排水溝などの清掃・草取りなどがあります。2013年は2回さぼってしまいました・・ごめんなさい。
正月早々大変勉強になるよい記事を読ませていただきましたことに、感謝。
今年もよろしくお願い申し上げます。
ゴミのことは、せめて自分はきちんと守っていきたいなあ。
あとゴミになるようなものを出来るだけ買わないとかね。
しかし日本人からは信じられないくらい宗教って大事なんですねえ、向こうの人々には。
といいつつ除夜の鐘ききながら初詣してきたけどw
何処の神様だって有難く拝んでいればいいとしか思わないけど、
厳しい自然や環境に置かれると宗教も厳しくなるのかなあ。
特にゴミ収集員の給与って700万overで、ツテがないとできない人気職だったとどっかで聞いたような
新年早々すごく良い記事で勉強になりました
今年もどうぞ頑張ってください
アフマドさんも翻訳依頼したこともももこの話も
本年もよろしくお願い申し上げます
お疲れ様
そう言う志あふれる人達が居る。
日本は害国とか反日国にバラマキ行政をしてる場合ではない、自国民や志が高い人を応援するべきだろう。
反日国や在日害人にバラ撒いてホルホルしてる場合ではないぞ。
報道番組がしきりにドイツのゴミの分別や処理を特集していたのを思い出す
システム的にはだいぶ改善されたと思うがまだまだ課題も多いのでさらなる努力が必要だね
いつも考えさせられる記事をありがとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いします。
いつきても素晴らしいブログですが、今回は新年のはじまりにふさわしい、すがすがしい記事でした。
毎回こちらの管理人さんは博識でありながら、勉強や努力も怠らない方なのだなと思っています。
ゴミの分別にも気をつけねばなりませんが、管理人さんの真摯な態度、責任感も見習いたいと思います。
今年もこちらのブログを楽しみにしていますので、どうぞよろしくお願い致します。
ももこの話で、肉球痛い><と思ったら
>>まるで怪我などなかったかのように勇敢に ごも を拾ってきたのだ
に吹いてしまった
日本も不法投棄(うちもされる)、ポイ捨ても有るけど、これだけいるゆる街となってる国ではきれいだよ。
法律じゃなくて、基本は自主だし。
まぁ、階級があると難しいね。
よくまとめたなあ、勉強になりました。
今は自分が育った子供時代より格段に綺麗になってるよ。
電車内での喫煙で吸い殻がいっぱいだったし、プルタブも道端にいっぱい落ちてた。
秘密基地とか言って裏山手廃棄物集めて遊んでたしね、今となってはいい思い出だけど。
う~ん、まぁプライドというより
ゴミ屋ってバカにされるから
それがイヤでキレイにしたり金を稼いだり
そんな感じやね
あとパッカー車って後輪より後ろの部分が極端に重くて大きいから
荷が少ないほど曲がりにくいんだよね
結構神経を使うわけで清掃工場から出る時の誘導は
周囲への気配りより効率の問題かなと
匂いに関しては清掃工場は気圧の調整で外に漏れにくくしているだけで
クレーンが配置されている上階に行くと凄まじい悪臭ですよ
5分もいたら衣服に臭いが染み付いてたまらんってレベル
埋め立て処分場もここ10年は知らんですが
その前はメタンが噴出す地獄絵図さながらです
野鳥の類も干潟より多くいますよ
エサとなるものが多いし地熱もあるからでしょうね
しかし単にそれだけではなく、その制度はインド特有の衛生事情と関わります。
インドは人類発祥の地であるアフリカの熱帯と同じような気候風土を持っています。これは人類が誕生して数万年にわたって共存してきた多くの病原菌や寄生虫にとっても適応した風土であると言う事を意味します。
気候風土の違うアーリア人にとって、インドの風土病は免疫の無い危険なものです。こうしてインドでは極端なまでに衛生に気を使うようになり、右手と左手の使い分けにまでルールを設けるようになります。それがカースト制度にも組み込まれていきます。すなわちより病原菌に近づく仕事は現地のドラヴィダ人の下層民の仕事であり、上層になるにつれて病気の危険から遠ざかります。
イラクのクウェート侵攻に関しても、実はその何年も前からクウェートのイラク人労働者の扱いに関する改善勧告が何回も国連から出されています。そうした背景からイラク人のクウェートに対する敵意が生まれていたのです。
アラブでの出稼ぎ労働者の悲惨な状況などは、「中東 出稼ぎ」あたりで検索すれば幾らでも出てきます。アラブでの改善は、こうしたリスクを外国人労働者に負わせる制度がある限り不可能でしょう。
同じ司会者の方で、日本の代わりにコペンハーゲンとかに行ってそこのいいところを取材してた( ^ω^ )
いいものをどんどん吸収しててすごいなあと思った
日本もがんばらねば!!!!
自分が働いていた所はドライバーで月70万~
助手アルバイトで月30万~
もちろんボーナスは付くし清掃工場や処分場が15:00に閉まる都合もあって
残業なんてほとんど無いというか17:00前に終わる事が多かったですね
荷物も捨てるモノなんで扱いが気楽だし
当時佐川急便が脳筋でも高給取れるって注目されていたけど鼻で笑える感じでした
もも子のことは初めて知りました
子供達にも教えたいと思います。
今年も分厚い記事を期待しています。
今回もとても良い記事をありがとう
誰が汚い仕事をしたいと思う?
人格の形成とかそういったものは環境で養われてる
資源が裕福な環境なら傲慢になり、資源貧乏ならつつましくなる
今年もますますのご活躍とご多幸をお祈り致します
ゴミ回収と言ったら
回収員の中抜けとか、税金払ってるのにゴミ袋金取るなとか
最近はそういうのが多かったので中東の驚きぶりは新鮮です
不法投棄
うちは、道路沿いの四つ角に田圃があるので、
粗大ゴミではなく、飲食物のガラが多いです
せめて分別して棄ててくれと言いたいw
今のうちに機材と人を有償援助で送ってゴミ処理なら日本製でしょと認知してもらえるような・・・。
動画では褒められてる日本もまだまだ不法投棄等の問題もありますし、
これから自分たちがゴミ問題に対し、どう取り組んでいけばいいかまだまだ改善の余地がありますね
日本だって一朝一夕でゴミ分別が出来るようになったわけではないですし、中東の方たちも一歩づつ取り組んで行って欲しいですね
ここ落ちたらどうなるんだろって思った
有志の人達が、皆の目が覚める前から街の掃除してるんだよ
掃除は清掃員の仕事だから、みたいな言い訳はしないで、ゴミをみたら片付ける
そういう人間として当たり前の行動をしよう
さて、ゴミの臭いについてですが、当然、日本の焼却場内も凄まじい悪臭に満ちています。
ただ、焼却場ではファンで場内の空気を吸って、場内を負圧にしているから悪臭が外に漏れないのです。
吸った臭い空気は炉や高温の排ガスのほうに通して臭いや有害物質共々処理しています。
点検やトラブルなどでファンが止まったときなどは普通に漏れるので、そういうときはシャッター閉めてなんとか頑張ります。
すごく勉強になる。
「改善」シリーズは一国の教育政策まで変えたというから前から興味があった。
ようつべにたくさんアップされてるけど、
最後まで見ても、何がテーマだかサッパリわからん回もあるんで
日本語字幕付きのDVDとかがほしいところ。
人手による家庭ゴミ回収って怖いんだよね
ガラス片やスプレー缶やら刃物まで何でも混じってる
単純な外傷だけならまだいい
注射針から排泄物のようなバイオハザード的なモノまで
ある程度分別する意識がある日本ですら実態はそんな状況なんだよね
意識が浸透していない国相手だと
欧米のようにコンテナ丸ごと回収じゃないと作業員が危険すぎる
たくさんの人に読んでもらいたいくらい、すごく良い記事でした。
他の処理技術も気になります。またの機会に読めることを楽しみにしております。
とても濃い内容の記事にただただ感心しました
普段それほどコメしませんが、いつも更新を楽しみにしております。頑張って下さい
面倒なゴミの分別だってしっかりやりたくなるというか、日本じゃ当然の事をしてるだけだけど
ソレを続けるモチベーション維持のためにもこういうのを見るのは良いな、お互い刺激になって良い動画だと思う
本年も宜しくお願い致します。
田舎だと分担はするけど網かけるだけなんだよな
ありがとうございます。今年も楽しみにしています。
とても濃密で有意な話を聞けました。
これは日本人もできてない人多いよね、アフリカとか、他のアジア諸国を馬鹿にする人をネット上でよく見る。某半島の南部国なんか頭から否定して全く顧みない人のなんと多いことか。慢心は敗北しか産まんというのに…
日本の番組もドイツのエコをまじめに特集してくれないかな
もっと我々もエコになり、ゴミ問題に向き合わないといけませんね、埋立地も有限ですし。
あとは、昨今ニュースになる夏の海水浴場やキャンプ場や河川敷のBBQで残していくゴミの問題、一人一人のモラルや倫理観が欠如しているのかもしれません。
いつまでも諸外国の模範となれるよう、精進しなくては。
悪いことだという後ろめたさが全くないと言ったらうそになるがあまり気にしない軽い気持ちだったように思う
今はいろいろ経験してきて自分の弱さのせいでつらい思いを何度かしたせいで自己反省ができるようになったおかげで潔癖なくらいに品性の低い行いはしないように気をつけるようになった
しかし、もしもつまずきもなく順調に幸せな人生を歩んでいたらきっと今よりもずっと調子にのったおもいやりのない人間のままでいただろうと確信してる
子供にはうるさいくらいに言わないとやっぱり分からない
自分で気づくにはかなりの経験とつらさがともなう
だからその子供のためにもこれからの日本のためにも
親からのしつけがまず第一で、次に学校や公の場の教育が大事
だからこそしつけのできない親をどうやって減らすかにかかってると思う
ま、そうやって守ってきたわけだぁね。
「番組のタイトルはなぜか"改善"」ってナレーション被せて、笑い声が入れられてたけど。
日本の企業文化の象徴として"改善"てのが海外で有名な日本語だということを知らんのだろうか。
無知なのか、視聴者を馬鹿にしてるのか、どっちなんだろう。
その後の管理人さんの文で初めて日本でそんな事があったって知った
素晴らしい記事をありがとう
「改善」っていいですよね。
日本人はいろんなものに改善を重ねてるのですばらしいものができてるのだとおもいます。
サウジの方々もこんな番組を作れるということは、これからどんどん良い国になっていくんでしょうね。
日本も負けずにもっともっと「改善」していきたいですね。
とあるテレビ局の報道姿勢に抗議するために、
その局のある番組の企画(ゴミで汚れた江ノ島の海岸を綺麗にしよう)を潰す目的で、
「先回りして海岸を綺麗にしてしまえ」
なんて事をやってたっけ。
去年スペインをぐるっと回ってきたけど、ちょうどゴミ収集のストライキ中で
町の集積所に収集されないゴミが山のように積まれていたな
あっこは冬でも15度くらいあるから、物凄く匂う
ネズミの害も深刻になってきてるって聞いたよ
燃えるゴミとプラゴミを、一緒に捨てると罪悪感が半端無い。
工場の清掃担当者が急に2週間ほど出社できなくなったので他の部署から
交代でトイレ掃除をするよう指示したのですが。。。人に見やれたらやだそうです。
仕方ないので日本人(一応全員、会社の経営陣)で便所掃除し始めたら、急に
ローカルの幹部連中が「そんなことされては困る。自分たちで何とかする」と言い出して
結局、外部から人材派遣を入れてました。
われわれ日本人は学校でも「教室」「廊下」「便所」等の掃除当番を普通にこなしてきましたし、
日本人の管理職はほとんど率先して整理・整頓・清潔を実践できます。やはり幼い時からの
教育が重要ですね。
他の海外の反応ブログに埋もれてしまうのはもったいない
据え付けのごみ箱に捨てるとゴミが「置いて行かないでよ(泣)」って悲しんでいるような感じがして捨てられなかった
なぜそう思ったのかいまだに理由が解らないw
でもゴミのポイ捨てとか車の灰皿の中身をバラ撒いて行くDQNドライバーとかは崖から転落して内蔵破裂した上に寒さに凍えながら凍死してしまえば良いのに、と正月から思いました
管理人様
素晴らしい記事を有難うございます
アクセス数を稼ぎたいだけの翻訳記事と違って管理人様の本気が熱を持って伝わってきます
当方は一読者でしかありませんが今年もやらしくお願いします
お世話になっております、管理人です
重複メッセージ72・73を非公開とさせていただきました
(こうするとコメント番号が繰り上がるようです)
フィリピンでのお仕事ご苦労さまです、
そして面白いお話ありがとうございます
日本でも、倒産寸前のある日本企業がいよいよダメか、となった時、
一から考え直すべく社長自らトイレ掃除を始めたところ、
社員たちにもその心意気が伝わり皆で掃除するようになったそうです。
そして、いろいろな面で積極的に行動できる企業体質に変わっていったという話を聞きました。
結果としてみるみる業績が回復し、その会社は現在では
その分野でのシェア世界2位を占めるまでになったとのことで、
やっぱりトイレにも神様はいたんだ!
と、大変考えさせられた覚えがあります(笑)
同じようなお話がたくさんありますので、
いつかご紹介できれば・・・と思います。
皆さま、大変参考になるコメントありがとうございます、
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
皆さま方のご活躍とご健康を願っております。
年初より大変良い話をご紹介くださいまして有難うございます。
特に「もも子」の話には久しぶりに涙ぐんでしまいました。(こういう犬の話は
には弱いのです。)
会社では、女性の部下が泣こうが喚こうが叱りつけているのですが。。。
最近は、アメリカ版の「ハチ公」の映画で泣いてしまいました。(笑)
還暦が近づいているせいかも知れません。
今後もお手数ですが是非このような良い話をご紹介下さい。
宜しくお願い致します。
年始に先日出来たばかりの羽生PA(上り:東京方面)寄ったんですよ。TVでもやってた江戸村って感じの奴。
で、トイレ行ったら棚の所に空き缶2栄養ドリンク1がビニール袋に入ったまま放置されてたわ。
行った事ある人なら判るだろうけど、トイレの入口すぐ横にゴミ箱あるんだよ。ほんと数歩でゴミ箱に着く。
トイレ入る時にあるの判るだろっての。急いでて先にトイレ入っても出た時にポイポイすればいーだけじゃんと。
出来たばかりのPAで、ゴミ箱もちゃんとあり、場所も判りにくいわけでもなく、ゴミ箱も溢れてるわけでもない。
花火大会やらバーベキューやらでゴミ箱の場所判んないとかは判らないでもないけど、
(だからと言ってやっていい訳ではないが)
なんで、こんな事も出来ないんだろうか・・・と悲しくなりましたとさ。
10数年大学教員でもあった頃の努力をありありと思い出します。
ゆっくり思考されふたたび「窓をひらくように」ひらいてくださることを心待ちにします。
メール欄に記入すると公表されてしまうのか?怖くてできない。失礼させていただきます。
ここではゴミ「回収」の方々とその方法が主にピックアップされてるようですが
「場所」によってはその前段階で苦労されてるかたがいるということも忘れないであげてほしい。
おそらくいちばん割をくい、もっと辛いであろう部分を担っていると思われます。
わかる人にはわかりますね。
今年も素晴らしい記事を期待しています。
掃除後をイメージし、段取りを考え、必要なものを準備し、着手する。
禅寺で一休さんたちが掃除しているのも、
修行として必要であると昔の人は分かっていたんですかねえ。
それにしても動画のオープニングすごい…
ゴミ袋が次々に放り込まれてあの小さな車体に収まっていくのが本当に不思議でさ
ゴミ収集車格好いいと思ってた
おじさん達もすごく気さくで、危ないから下がってなさいって注意されたけど
走り去って行くときにニコニコ手を振ってくれたよ
おじさん達が来るの楽しみだった
それだけ子供が嫌がらないぐらいゴミ集積場も綺麗だったし、
ゴミ収集車も綺麗で悪臭も無いし
回収業者のおじさん達も礼儀正しい清潔感溢れる人達だった
今思うとそれってすごい事だなと思う
海外の反応の書かれた後の解説が本当に共感できるものがあります!
どうかこれからもいろいろな海外の反応を広めてくださいね。
中東には親韓国もあるらしいけど、べつにいいんじゃない?
よそのいいところを見習って自分のところも改善しようっていう話だから。
もも子えらいよ~。
イスラム教国からの視点を知る事はキリスト教国からの視点オンリーの「国際的」という概念を補正するのにとても役立ちます。
これからもこの様な動画の紹介をよろしくお願いいたします。
ゴミ問題は世界のどこでも頭を抱えてるんですね
日本人としては特に疑問もなくやってることでも、文化が違えば驚きなんだなあ、と
管理人さんがもも子の話を取り上げてくれたのには同県人として嬉しいです
かくいう自分もポスターや番組が取り上げた話題で詳しく知った口なので偉そうには言えませんが
今日も新宿サザンテラス口の人混みのかなで、ベビーカーと奥さん連れの男が
歩きタバコをしながら歩いていた。子供の健康も気にせず、さらに、あの人混みで歩きタバコをする神経は
これまた日本の恥。
当然、酒もタバコも推進はしない立場で言うけど、ヨーロッパ・アメリカでも普通に赤子の横でビール瓶片手にタバコ吸うのはいるし、あらゆることに突き詰めて重箱の隅すら粉砕する日本の指摘の方が、日本の恥だとしか思わないんだけどな。
改善シリーズは他の人違うのか、日本から見た海外って意味で楽しく観られるので、是非続けて頂きたい。
海外の反応ブログはおもしろくてよく読むけど、
日本が評価されているところばかり見て、そこにいたるまでのたくさんの日本人の努力の物語まで見ていなかったな…と反省。
普段何気なく出しているごみについても、これほど心動かされる出来事の積み重ねがあってこの形になっているのだとおもうと、素直に感謝をかんじますね。
ごみに対する向き合い方を改めさせてもらえます。
つくられたシステムにただ乗っかってやるんじゃなく、そのシステムがどのような物語を経てあるのかを心で取り組むって本当に素敵なことですよね。
ほんとそうおもいました。
管理人さん、ありがとうございますm(_ _)m
押しつけではなく興味を持てるかもしれないと思うのですが…。
お世話様です! ってひとこと言おう!
「清掃」とはちがうんですよ・・・。
日本は、過剰包装でゴミを沢山出してるし、まだまだ日本のゴミ事情も改善しなければいけない事が多くあるけど、以前よりは良くなってきていると思います。
私が子供の頃はもっと道にタバコの吸殻などのゴミがたくさん落ちていたし(30年以上前の東京)、道を歩きながら痰を吐いてるおじさんなんかを目撃することも度々あって、その度にこんな人間には消えてしまえ!心の中で呪いをかけていました。
犬だから人間だからとジャンル分けして理屈をつけるのではなく、尊い心をこそ大切にしたい。
こういうところが違うんだよね。
ゴミ集積場も本当に整理されてる。
こっちは大きなコンテナーにガンガンぶちまけ、
瓶や缶は洗わない人も多い。
スイスですらこれだから、東欧なんて話にならないと思う。
日本のリサイクル率が高いのは当たり前。
だって有難いもの。特に真冬なんか一番寒い早朝から出勤されてて頭が下がります。
一言だけの会話でも「あの人達が怪我しないように」って気持ちも芽生えて分別とまとめ方にもっと気遣うようになりました。
自分の良心を裏切らずに行動したいものです。
タバコのマナーは守るし、ポイ捨てもしないが独身彼女なしの俺
まぁいいさ、人生そんなもんだ
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