時代の変遷に伴い、馬車や自動車など様々な乗り物が開発されてきました。
しかし今なお、バイクは世界中のファンを熱くしてくれる偉大な乗り物として愛用され続けています。

業界大手のバイク部品メーカー・ヨシムラジャパンは、
日本だけでなく世界中に名を轟かせている大手企業です。

特に高性能マフラーの製造に定評があり、鈴鹿ロードレースをはじめ
数々の世界大会でヨシムラ製のバイクが優勝を収めてきた輝かしい実績を持っています。

本動画は、そんなヨシムラジャパンの工場の様子を撮影した貴重なリポート映像です。
ファンにとってはたまらない商品の製造現場を目の当たりにし、
リポーターのジェイソン氏が子供のように目を輝かせています。

多くの外国人視聴者もヨシムラジャパンの徹底した製造管理体制に感銘を受け、
絶賛のコメントを寄せています。

一部の熱狂的なファンは嫉妬のあまり怒りの矛先をジェイソン氏に向けており、
動画投稿者が慌てて擁護するコメントも見受けられます。

動画
 
(音量注意かもです)

以下、この動画に対する海外の反応

■ 俺もヨシムラ製のマシーンが欲しいぜ! イタリア

■ ほんとにありがとう。 おかげでパワーがみなぎってきたよ。 フランス

■ この動画を見てると、日本人が自分たちの仕事に込めてるプライドのすごさがよくわかるね。 アメリカ

■ やっべ!マジ、やっべ!燃えるぜ! フィリピン 

■ ヨシムラの技術力は世界一ィィィィィィィィィィ!!!!! アメリカ 

■ 日本人の偉大さは疑いようがないね。 素晴らしい技術力だよ。 イギリス 

■ この司会者、顔芸ばかりで真面目に紹介してないじゃないか。 他の奴にやらせろよ。 アメリカ 

■ あまりうぜーことは言いたくねえんだけど、この司会者マジで最悪だな! 俺たちの聖地にこんなクソガキを送り込んだのかよ!ふざけんな!! コロンビア 

■ 素晴らしい動画だったよ!ありがとう!:) フィリピン 

■ この能無し司会者を代えろよ!!! もう二度とこのクソが出てる動画を見たくねえ。 こいつを司会者として起用したら、「偉大な工場にこんな馬鹿を送るなよ。」 ってみんな言うだろうぜ。 コスタリカ 

 ■ re:不快に思わせてしまって申しわけないです。 ジェイソンは私の無二の親友であって、テレビの司会者ではありません。 私より彼が司会を担当してくれる方がはるかに楽しいリポートになると思ったのです。 それに、この撮影後まもなくして、ジェイソンは別の道から突っ込んできたバイクとぶつかって重傷を負ってしまいました。 彼は日本のバイク業界に多大な貢献をしていますし、またいつか彼と一緒に面白い動画を作りたいと思っています。 投稿者 

■ ヨシムラ製品を所有していることを誇りに思うよ! ノルウェー 

■ 素晴らしい動画だよ。 ブラジル 

■ ヨシムラの工場や製品は大好きだけど、この動画は最低だと思った。 ひどすぎるね。 プエルトリコ 

■ 世の中にはネガティブな奴が多いもんだねぇ。 素晴らしい動画じゃないか。 文句言ってる連中にはっきり言ってやるよ、彼の身にもなってみろ。 お前らだったらヨシムラの工場で何ができるっていうんだ? 俺たちは仲間じゃないか…。 だから、だ ま っ て ろ。 オーストラリア 

■ 私もトライアンフという会社のオートバイ工場で働いていました。 大多数の労働者は単にお金のためだけに働いていて、私もその中の一人でした。 とはいえ、ボーナスが出るので悪くはなかったです。 今オートバイの側に立って座席に座ってみると、彼らの熱意が伝わってきます。 私はオートバイが本当に大好きになりました。 ヨシムラの工場で働く人々に対して敬愛の情さえ感じます。 オートバイだけでたくさんの人たちを幸せにできるなんてすごいことですよ。 きっと彼らは人々がバイクに乗ってくれるだけで幸せなのでしょうね。 イギリス 

■ ヨシムラ製は最上級マフラーだぜ…! チリ 

■ もはや何も語る必要はない…。 次にバイクを購入するときは、ヨシムラ製にするぜ! シンガポール 

■ ハハハ、ここは俺のバイクにとって聖地だよ!XD コロンビア 

■ お菓子屋に来たマヌケなガキみたいだな。 イギリス 

■ もっとクオリティーの高い動画をアップしてください。 アメリカ 

■ このバイクショップは、ER緊急救命室や俺の町の病院より清潔に見えるぜ。(笑) アメリカ 

■ みんな何が不満なのかよくわからないけど、僕は素晴らしい動画だと思ったよ。 イギリス 

■ ヨシムラの職人は本当に素晴らしい。 オーストラリア 

■ 投稿者さん、あなたはとても礼儀正しい人ですね! もしこれが私の投稿動画だったら、文句を言ってる連中に 「うるせーんだよ、ボケが!!さっさと死ね!!!」 って叫んでるところですよ! ドイツ 

 ■ re:ここはYOUTUBEですからね。 残念ながら、コメント機能を無効にでもしない限り荒らしをなくすことはできませんよ。  そんなことをすれば、良いコメントももらえなくなってしまいますし。 投稿者 

   ■ re:おっしゃる通りです。 でも、コメントを承認制にすることができますよ。 そうすれば、目ざわりなコメント投稿を回避することができます。 ドイツ 

■ 素晴らしい動画をありがとう。 イギリス 

■ こいつはすげーな!!!!! 全自動のヨーロッパの工場と違って、大勢の労働者が手作業で作ってんのか! 最高じゃん! チリ 

■ 俺の1KRRに搭載されてるヨシムラ製品は大のお気に入りだよ。 彼らは本当に良い製品を作るね。 素晴らしい紹介動画をありがとう。 アメリカ 

■ 俺もいつか日本製のオートバイを買うぞ。 日本で働きたいなぁ。(笑) スペイン 

■ このリポーターがもう少し真面目にやってくれたら良かったんですがね。 誰かに相談してナレーターをつけてみたらどうですか?  出だしがよかっただけに、被写体に寄りすぎのカメラワークにはがっかりでしたよ。 アメリカ 

  ■ re:すでに述べたように、雑誌の撮影で行ったことはありましたが、ビデオカメラで現地を撮影するのはこれが初めてだったのです。 少しお時間をいただけたので、何とか2台のカメラで撮影を敢行しました。 ジェイソンは極めて真面目に撮影に臨んでいました。 ふざけているように見えるかもしれませんが、聖地に足を踏み入れることができて興奮していただけです! 投稿者 

   ■ re:自分が行けないもんだからって悔しがってやがる。 ブラジル 

■ 小さい工場なのに、日本ってすごい技術力を持ってるんだなぁ。 コスタリカ 

■ なぜヨシムラ製品が高額なのかよくわかったよ…。 研究の末に編み出された技術が込められていたんだね…。 素晴らしい。 マレーシア 

■ あんまり投稿者を叩くなよ。 外国人が異国の日本で完成度の高い紹介動画を作るのはものすごく大変なんだぞ。 もし気に入らないなら動画を見るな。 そして自分で日本に行って来い。 オランダ 

■ 素晴らしい動画じゃないか、なぁみんな…。 オーストラリア 

■ 僕はこの動画好きだよ。 あまり真剣じゃない雰囲気だからこそ楽しく見られるんじゃないか。 フィンランド 

■ あー、10分間無駄にしちまった。 ネパール 

■ ここの床は病院より綺麗だな! アメリカ 

■ 彼らの技術開発への情熱は私たちの生活に欠かせないものです。 私はこの動画を見てからというもの、気に入らないことがあっても愚痴を言うのをやめることにしました。 ヨシムラの人たちのように、自分のできる限りの改善を図ることにしたのです。 日々の生活の中で良くないことはしばしば起こりますが、文句を言うだけの人生はもう終わりです。 私はこの素晴らしい動画に本当に感銘を受けました。ありがとうございました。 コスタリカ 

■ 素晴らしい動画だった…。 インドネシア 

■ アジアの技術力に五つ星をつけとくよ。 あなたがた日本人を心から誇りに思います。 +1 マレーシア 

■ こいつはひでぇ。 リポーターの醜い鼻を映すんじゃねぇ。 アメリカ 

■ 実に見事な紹介動画だったぜ! アメリカ 

■ 動画の最後で女性が 「ジェイソン!」 って言ってるのが面白かった。(笑) アメリカ 
(ここまでプロのお仕事)


今回は日本の 「ヨシムラジャパン」 の工場見学動画を見た海外の反応を見てみました。
工場に行くまでの走りが少し怖かった・・・(笑)

ヨシムラと言えばそれだけで代表製品がマフラーと伝わるほど海外でも評価の高い会社ですが、
自動車とバイクで相当なプライドを持つであろうイタリアの方からも
高い評価をいただけているのは正直嬉しいものです(もちろん関係者ではありませんがw)

2輪車のレースについて、現在の日本では昔ほどの活気はなく、
日本ではメジャーとは言えない部門と言われそうですが、
海外コメントでは工場が聖地と呼ばれるほどのヨシムラ人気があるようです。

なぜここまで人気があるのでしょう?
この人気の高さを説明するには、
まずは海外のレースにおける日本メーカーの知名度の高さを見てみる必要があります。


レギュレーション変更によるマシンに対する制約は年々厳しくなり、
マシン本体も完成の域に達した2輪レース。
ヨーロッパでは現在も2輪レースへの関心が高く、
それぞれの国のメーカーが自信と誇りを持って2輪車を作っています。

4輪車レースの最高峰が 「F-1 GP」 であるように、
2輪レースの最高峰 「Moto GP」 では日本のバイクメーカーが上位を独占し、
レースを制するだけでなく良い市販車を作る日本のバイクメーカーは海外でも非常に有名です。

下の画像は2000年から2013年までの優勝者とマシンを組み上げたメーカーの一覧 
0323-0001
出典元:Riders, Manufacturers

HONDA(日本) と YAMAHA(日本) が大半を占め、
DUCATI(イタリア) と SUZUKI(日本) がたまに入っています(笑)

最近の小排気量の2輪レース(250cc Moto2)では 
Aprilia(イタリア) や KTM(オーストリア) なども見られますが、
それにしても日本メーカーの強さが目立ちますね

以下はロードレース世界選手権における優勝メーカー一覧
(左に行くほど大排気量)
0323-0002
出典元:ロードレース世界チャンピオンの一覧

・・・日本とイタリアのメーカーばかりやないかーい(笑)

2輪最高峰のレースで上位をここまで独占するということは、
実はこれ、想像以上に大変なことだと思います

・世界トップクラスのバイクメーカーが日本には4社も集まっている
・バイクメーカーに部品を納入する下町の町工場の技術力も非常に高い
・1グラム1mmに妥協せず開発を繰り返す技術者たちの職人魂

それぞれが切磋琢磨、時には協力しあうことで技術力を高め合った結果であると思いますが、
2輪レースにおける深い経験や人的・経済的・技術的といった様々な土壌が
日本やイタリアには備わっているからこそ強いのでしょう (あくまで管理人個人の感想ですw)

今回はバイクメーカーの話なのでライダーは省かせていただきましたが、
運転するライダーの技術力と精神力も欠かせない要素ですね(笑)


さて、東南アジアの方々からもコメントがありました
最近では中国や台湾などで生産されたバイクの質も向上し、
しかも日本のバイクよりも安いので売れているようです。

ですが、やはり日本製のバイクは憧れの対象となっているようで、
東南アジアではタクシー業や運送業をしている人の多くが
元締めから借りているバイクで商売をしているのですが、
お金を貯めていつかは自分のバイクに乗りたい、
日本製のバイク (この場合は大半がHONDAのカブですw)
を買いたいという人が多いと聞きます。

東南アジアでカブはまだまだ高級品、
しかし本当に頑丈で壊れないというのは有名なんですね。


このように、海外で 「ヨシムラ」 が人気なのは、
手がけたマシンが高い戦闘能力を持っていることはもちろん、
日本製のバイクが高い人気を持っているから、とも言えそうです。

しかし何よりも、世界初のバイク用集合管マフラーを発売したこと、
そして世界3大レースのひとつと言われるデイトナ耐久レースを制覇し、
鈴鹿耐久でも数々の好成績や優勝を勝ち取るなどの偉業が
今も人々の記憶に残っているからなのでしょう。


ですが、そんな 「ヨシムラ」 も最初から順風満帆だったわけではありません。
資金難やアメリカでの会社乗っ取りの危機、工場焼失など、
たび重なる苦労を耐え、今日に至ったのでした。

そんな 「ヨシムラ」 の名を世界に知らしめた一人の男の物語が動画としてありましたので
かなり古いのですが紹介させていただきます


以下、少しだけ動画の書き起こし (動画はこの下にあります)
日本最大のバイクレース、鈴鹿8時間耐久
最高時速280km、ヘアピンカーブを駆け抜ける
しのぎを削るのは日本の4大メーカー

ここに挑んだ町工場があった・・・。
0323-0003

おやじは、吉村秀雄
0323-00040323-0007
家族経営のバイク部品の加工屋だった
奇跡の部品を生み出すその手は 「ゴッド・ハンド」 と呼ばれた

0323-0005
夢見たのは日本一
しかし、大手から部品の供給を止められた
海外へ飛び出したが、会社を乗っ取られた

再起を懸けた工場の火事に
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手は焼けただれた

その時、最後の大勝負に出た
相手はバイクの神様
会社は2万人

ヨシムラは、3人の子供と従業員、
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わずか8人で挑んだ

これは、小さな町工場の
壮絶なドラマである

(中略)

昭和25年、九州博多
家族と親戚、(合わせて)8人の町工場、吉村製作所があった
0323-0009
仕事は、ベルトコンベアをつなぐ部品作り
石炭景気に支えられていた

工場に問題の息子がいた
毎日、博打ばかり
勝つまで止めない

次男の吉村秀雄、28歳であった
0323-0011
2人の子供もいたが、生活費をつぎ込んだ
妻の直江は堪らず言った

「もう博打はやめて」
それを振り払った

妻の直江はそれ以上何も言えなかった


戦前、吉村は超難関、航空機関士の試験に
最年少19歳で合格
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しかし敗戦で、
技術を生かす道を閉ざされていた

ある日、吉村の元に進駐軍の兵士が訪ねて来た
戦中、軍隊でシンガポールへ行った吉村
英語が出来た

0323-0014
兵士はバイクを見せ、言った
「基地でレースがあるんだ」
バイクの改造、チューニングを頼まれた
吉村の顔が輝いた

いきなりバイクをばらすと、部品を削り始めた
そして、カムシャフトを睨んだ

微妙なカーブを付け、理想のタイミングでガソリンを送れば
エンジンのパワーを引き出せる
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吉村の血が騒いだ

バイクの加速は飛行機と似ている・・・
信じるものは自らの指先の感覚だけ
0323-0017
理想のカーブを生み出した

改造マシンの草レースで
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ダントツの一位となった

妻の直江は夫が甦ると思っていた
0323-0019
吉村、博打を止めた

工場には、続々とバイクが持ち込まれた
嬉々としてバイクに向き合う吉村

送り出すマシンは九州のアマチュアレースで連戦連勝
0323-0020

吉村に異名が付いた
神の手を持つ男 「ゴッド・ハンド」

長女、南海子
父の姿に息をのんだ


そんなある日、工場を訪ねてきた男がいた
0323-0021

「わが社のバイクを改造してもらいたい」
会社は HONDA
0323-00220323-0023
少し前、イギリスのレースで1位から5位を独占
世界企業への道をひた走っていた
この後、動画では大変な事態が連続して起きるんですけど、
スペースの関係でほんの少ししか書けませんでしたので、
続きは下記動画リンクから観ていただけますと幸いです ↓

ヨシムラ 不屈の町工場 (プロジェクト X )


ここまで主に吉村秀雄さんのお話でしたが、
それを支える妻の直江さんと家族の絆あってこその物語ですよね(笑)

吉村さんを支えた妻、直江さんには
アメリカ滞在中は自動車が無いために自転車や徒歩で買い物を行い、従業員も含めた大人数の食事の世話をしながらバルブ擦り合わせや曲げ加工を行うエキゾーストパイプに砂を詰めるなど、作業でも吉村を支えた直江に対して、吉村は 「今度生まれても、お前と結婚したい」 と感謝の思いを語っている
とのことです。


動画では語られていないことも多いので、
吉村秀雄さんの生き方や危険なモータースポーツの在り方など、
詳しい方には賛否両論あるかと思いますが、
モータースポーツ界に多大な貢献をし、そこから派生した技術は日常の足として
現在に至るまで世界中の人々を支えてきたのも事実だと思います。

ヨシムラの人気が高いのはレースで好成績を収めてきたから、と先ほど書きましたが、
もちろん、それだけではありません。
常に妥協せず、現状に満足しない姿勢を貫き
より良い製品を世に送り出し続けているからではないでしょうか。

ヨシムラの作る製品には 絶えず努力する職人の魂 が宿っているのでしょう。

現在では様々な分野でコンピューターが活躍し、
人間にはできない高度な物理演算などを行い商品のデザインなどに生かされ、
もちろん、ヨシムラでもコンピューターは導入されています

しかし、マフラーの絞り方や曲げ角度、エンジン回転数や排気温度、
その日の気圧や気温などほんの少しの違いから
内部で反射する負圧の波など、複雑に変化する排気や吸気系統ともなると
現在のコンピューターでも完全には解明できない、
実際に作ってみないと分からない、という部分が非常に多いんですね。

作っては壊し、作っては壊す、昔ながらの試行錯誤の連続。
前回はこうだったから、今回はここを少しだけ曲げる、といったような工程は
職人の勘や長年にわたる経験がなければ不可能といってよいでしょう。


ヨシムラ製品ではないのですが 「作ってみないと分からない一例」 として、
2ストロークエンジンの吸気バルブ(逆流防止弁)の話を思い出しました
その弁は、エンジン側への吸気は通し、逆流時はエアクリーナー側へ混合気を通さない働きをします。
ある開発者は考えた末、薄い弁をキャブレターに付けました

「おそらくこう動いて逆流を防止するはずだ」 と考えたんですね。
同じく試行錯誤の末、実際に逆流を防止することができたそうです

その後何年か経ち、技術が進歩した結果、
内部に小型カメラを入れて超高速度撮影できるようになった時のこと・・・。

逆流防止弁は思っていたのとは全然違う動きをしていました
もう、べろんべろん波打つように動いていて
弁として役に立っているのか? 分からなかったと言います(笑)
(ごめんなさい、うろ覚えですw)



ヨーロッパを熱狂の渦に巻き込んだ日本のバイクとライダーたち。
それらが日本で広く知られていない逸話があります。

2001年にHONDA NSR250 に跨りMoto2で優勝した加藤大治郎という日本人ライダーがいました
2001年のシーズンオフ、欧州から帰国した加藤と、日本での親善試合を終えたサッカーのイタリア代表が成田空港で鉢合わせた際、加藤のファンだったアレッサンドロ・デル・ピエロがサインを頼み、加藤も快く応じた。このとき、サッカー界の当時のスタープレイヤーがサインを求める様子を見た日本のサッカーの番記者達は、「あの日本人は何者だ?」と騒然となったと言う逸話がある。このエピソードは、欧州における2輪レースの人気が日本ではほとんど知られていないことや、チャンピオンですら一般的には殆ど知名度が無いという状況を象徴するものとして、しばしば紹介される。
加藤さんはその後、レース中の事故により病院に搬送されましたが、
半月後、脳幹梗塞により26歳という若さで帰らぬ人となりました。

ヨーロッパではアイルトン・セナに次ぐ悲劇として大きく報道され、
現在でも20人しか登録されていないMoto GP 殿堂入りを果たし
使用していたゼッケンNo'74番が永久欠番とされました。

また、イタリアのミラノ市にミサノサーキットがありますが、
その前を走る大通りからサーキット正面玄関へ通じる数百メートルの道路は
viale daijiro kato」(加藤大治郎通り)と名づけられ、
今も加藤さんの健闘が讃えられています。

大きな地図で見る




平成7年、がんに倒れるまでサーキットに通い続けた吉村さんはこう語ります
私は予選でもポールポジションをとるのが大事だという主義で、予選でも本番でもぶっちぎって勝たないと気がすまない。おこぼれの優勝は優勝ではないという主義ですから。
日本一を目指して昼夜、部品と向き合っているうちに、
いつしか世界一になっていたのが面白いところですね

吉村さんとHONDAの間に存在した お互いに対する尊敬の念も外せない話題です
敵チームのマシンを分析させてくれないか頼むよう指示した本田宗一郎に対して、吉村はそれを了承し自らのマシンを差し出した事は、同じ業界で切磋琢磨しあうものに対する敬意や連帯感を持っていたからではないかと本田博俊は語っている。 そして本田宗一郎もまた、差し出されたマシンを見て、吉村のオートバイにかける熱意を感じ取ったのではないかと考えられている。一時期関係の悪化した時期を経ても吉村は本田宗一郎を尊敬していると明言しており、そのような思いに応えるように、2度めの手術を受けて入院していた時には、吉村の好んだびわの実を題材に据えた本田宗一郎直筆の絵を贈って見舞うといった交流が行われていた
敵チームのマシンを分析させてくれって頼むほうもスゴイけど、
応えちゃうほうもスゴイですよね(笑)

吉村さんとライバル関係にあったHONDA側も
レースという勝負について以下のように語っています
吉村に対する敬意があればこそ、全力でこれに臨み、勝利を奪いにいかねばならず、そうでなくては申し訳ない
鈴鹿を制した吉村さん
その執念を部下に語る男がいた
本田宗一郎さんだった
0323-00310323-0032
「町工場でも大企業に負けない仕事をする 吉村のような男がいる
その精神を、見習って欲しい」

そして、モーターレース界に多大な貢献をもたらした功績を認められ、
現在では日本人として本田宗一郎さんと並んでAMA殿堂入りを果たされています
0323-00270323-0028
Soichiro Honda
Pops Yoshimura




今回はヨシムラの工場見学を見た海外の反応をお届けいたしました
工場の事を 「俺たちの聖地」 とまで呼ぶ
ヨシムラ製品に魅了される海外のファンたち
それは、ライバルを尊敬するというモノ作りに対する熱い想いと
絶対に諦めない不屈の精神を持った男たちの魂に魅せられているのかもしれません


しかし、動画中の工場ではレースで実際に使用された数々の品々が飾ってあったりして
リポーター役のジェイソンさんがはしゃぎ過ぎるのも分かる気がしますね(笑)


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